自覚症状がない体内の炎症
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
ここ姫路は、今日・明日と「ゆかた祭り」(たぶん)。これが終わればあっという間に夏が来る感じがします。今夜姫路駅前はすごい人になるんでしょうね。
さてさて話は変わりまして。
私の治療理論の中に「体性-内臓反射/内臓-体性反射」という考え方があります。例えば、肩こりの場合、パソコン作業が長時間続く生活をしているとか、いつも決まった側の肩にカバンを斜めがけする、なんていう物理的な負担が原因の1つでもありますが、その他の原因として、鼻の炎症やのどの炎症、眼の微笑血管の炎症、三半規管の不調など、内臓の不具合による反射により、肩の筋肉がこる、というような考え方をします。
というようなお話をすると、「そういえば、最近花粉症がきつくて」とか「鼻水がよくでます」などの思い当たる自覚症状がある患者さんもいらっしゃれば、「鼻水もでないし、のどの痛みもまったくない」という患者さんもいらっしゃいます。
少し話は逸れますが、体内に炎症があると、血液中のCRPという数値が高くなります。このCRP、何も自覚症状がなくても高くなっていることもよくあるんです。
実は、肥満や生活習慣による影響でも高くなることもわかっています。
すごく大雑把な言い方ですが、CRPが高くなると、自律神経の交感神経の働きが高まることがわかっています。自律神経は自分の意識で働かせたり休めたりすることはできない神経で、呼吸・消化・排泄・循環など生命に関わる臓器を動かす役割をしています。原因不明の体の不調が、CRPが高いこと=体内の慢性的な微小炎症により起こっている可能性も考えられるかもしれません。
CRPを下げる方法として、軽い運動、肥満解消、喫煙、禁酒、などがありますので、ご自身が当てはまることを行ってみるのも良いかと思います。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
ステキな週末をお過ごしくださいね。
「薬を飲んでもスッキリしない三叉神経痛」には「はりきゅう治療」
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一般社団法人反応点治療研究会
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
先日、30分ほどだけ一人で釣りに行った時の成果。
たけのこメバル、という魚だそうです。
釣りっておもしろいですね。おもちゃのような竿とリールで、100均で揃えた針、疑似餌(ワームというらしい)。それでもおもしろいように釣れます。しかも、自宅から走ってでも行ける距離に海がある。最高です!
さてさて、話は変わりまして。
私は、一般社団法人反応点治療研究会という会に所属しています。(同じ治療理論を学んだ鍼灸師60名くらいが所属している会です)
そして、数年前からその法人の社員ということになっていて、運営にも少し携わっています。少しと言いましたが、これが正直なかなかに時間をとられる。そして内容が多岐にわたる。でも、私に治療のことや生理学のことを教えてくださった師匠や、これまで主となって会を支えてこられた先輩への恩義もあるし、何かを得たいなら何かを差し出す、というのは当たり前のことなんじゃないかと私には以前からそういう考えがありまして、この会の場合、私の労働力や時間なのかな?と勝手に思っています。
正直「面倒くさいなぁ」と思うことも多々ありますが(こんなことばっかり言ってたらそろそろ先輩に怒られそうなのでこのへんでやめておきます)最近、ものすごくメリットを感じています。
それが・・・
研究ができることなんです。
この日記でも時々紹介していますが、私はめまい研究に携わっています。そして、5月末、研究結果を学会で発表いたしました。それらの活動は、私個人で行っているのではなく、この会の中で研究チームを立ち上げ進めてきたものなんです。
研究をやってみて初めて知ったんですが、まぁ、次から次に壁がやってくる 笑 そのひとつが「データ集め」です。例えば、一人の人(実験台になってくれた人=被験者と言います)にはりをしたら、めまいが良くなった。という結果が出たとします。すごい結果ではあるのですが「でも、それホンマにはりが効いたん?」と言われると、比較対象がないので「不明」としか言いようがないんです。めまいに対してはりが効くと証明するためには、一定条件下での実験データを複数集め検証するひつようがあります。
しかし、それを一人で、しかも臨床合間に行うのは至難の業です。そんなにたくさんのデータを集められないんです。
でも、同じ治療理論を学び、研究目的や手法を共有した仲間が数名いれば、データが集められる。データを集められると分析ができる。分析結果を基に、ああでもないこうでもないと話し合いができる。それはもう、一人にはないメリットです。
この3~4年、めまい研究に携わりながら、治療の科学的根拠を見つけることの難しさを感じながら、同時に仲間のありがたさ、力強さのようなものも感じています。
何より、めまいに対し、治療の科学的根拠を患者さんに示せる。患者さんにとっては、少なからず安心していただける材料になるんじゃないかと思っています。
今月から、また新たなめまい研究が始まりました。まだ手探り段階ですが、悩みながら、楽しみながら、やっていこうと思います。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
「めまい・ふらつき・立ちくらみ」に「はりきゅう治療」
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続めまい研究
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
ここ姫路は、今週土曜日から数日間雨が続くようですね。これは、いよいよ梅雨入りか!?
5月末の学術大会でめまいに関する研究発表を終え、ホッと一安心していたんですが、その翌週行った研究チームのミーティングで、新たなめまい研究の方法に取り組んでみることとなりました。
これまでの研究で、いくつか課題も見えてきたので、今後はそこを改善していくことになるんだと思っています。
研究の方法が変わっても、はりの効果が実証できるのか!?これが楽しみです。
めまいの多くは(特にこれといった原因が見つからないめまいは)耳の中にある三半規管の不調が考えられています。
三半規管が体の傾きを感知し、その情報を前庭神経を介して一部脳まで送っています。三半規管に何らかの不具合があり、体の傾きを正常に感知できなくなってしまった状態が「めまい」だということです。
恐らく、「病気」と言うほどのものではなく、ちょっとした炎症やむくみ程度の不具合だと私は考えていますが、しかし、それがなかなか厄介なもので、検査では異常とはみなされない、また、耳の中は非常に代謝が遅い部分であるので改善にも時間がかかると思われます。
私達がこれまで4年ほど行ってきためまいの研究では、はり刺激(ローラーはりという皮膚をさするはりです)により、体の揺れがある程度まで減少することがわかっています。どれくらいの刺激を与えるのが一番効果的なのか?その持続期間はどうなのか?などなど、まだまだ調べなきゃいけないことはたくさんありますが、鍼灸治療でめまいが改善するケースは多いことから、鍼灸が三半規管に何らかの影響を与え、(そこのメカニズムについてはある程度予想出来ています)三半規管の不具合を改善しているのではないかと考えています。
長引いているめまいや、頻繁に起こるたちくらみ、気分の悪さ、ふらつき、そして病院で検査してもこれといった異常が見つからない、そのような場合は一度ご相談ください。
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筋肉が固まりやすい時
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
最近、釣りに夢中です。と言っても、まだ3回しか行っていなくて、ガシラしか釣ったことがないんですが・・・先日日曜日の夜は、友人とメバルを狙いに行きましたが、友人は簡単にメバルを釣るのに、私はと言いますとガシラばっかり・・・笑 今度行くときは30㎝超えのガシラを狙います!って、またガシラかっ。
さてさて、話は変わりまして。
今日は「筋肉が固まりやすい時」というお話をしてみたいと思います。
患者さんとお話をしていると「朝起きたときに腰が痛くて、がまんしながら起きてトイレまで歩くと、普通に動けるようになる」とか「夜中に目が覚めてトイレでも行こうとした時に、足が固まったような感じになって動きづらい」というようなことをよくうかがいます。
これは、同じ姿勢が一定時間続くことにより、筋肉が固まった結果だと考えられます。
寝ている時というのは、寝返りで多少の体の動きはあるものの、動きの量は少ないです。
すると、筋肉の柔軟性は失われるんですね。
筋肉は、ある程度動かすことで柔軟性が確保されます。筋肉にある腱紡錘という筋肉の張力を感知している装置が動くことで筋肉の柔軟性が確保される。という理屈です。
筋肉が固まりやすい時=寝ている時、と表現しましたが、正確には「体の動きが一定時間少なくなった時」ですね。ということは、座位や立位が長くなると、筋肉は固まりやすいということですね。
こういう状況になると、次動き出すときに、腰痛を感じたり、足がもつれて転倒したりする可能性が高くもなりますので、寝ている状態ならその場で足を少し曲げ伸ばししてから起き上がり、座位なら、一回背伸びしてから立ち上がる、など、とりあえず筋肉を動かしてから次の動作に移る、というのが、痛めにくく、苦痛を回避する方法となります。
同じ姿勢がつづいたときは、ぜひお試しください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
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手先や足先を触ったら症状が改善した!?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
急に暑くなりましたね。梅雨入りもまだなのに、もう夏が来たみたいな雰囲気・・・こうなると、キンキンに冷えたビールが美味しそうとは思うのですが、お酒が飲めないので、週末だけノンアルコールビールを飲んでます。最近のノンアルコールビールは美味しい!!
さてさて、話は変わりまして。
今日は、「手先や足先を使った治療」というお話をしてみたいと思います。
はりきゅう治療を受けたことがある方は、もしかしたら経験されたかもしれませんが、例えば、腰が痛い時に足先に何か施術をされた、そしたら、あら不思議、腰痛がちょっとラクになった。こういう経験ってないですか?
東洋医学では、足先のつぼを刺激することで、気の流れが整った。血の流れ(東洋医学では「チ」ではなく「ケツ」と言います)が整った。と考えるのですが、そう言われても、気の流れが整ったらなぜ腰痛が軽減するのか??不思議です。
私が行う治療の理論は東洋医学ではなく、生理学と解剖学に基づいたものですので、この足先や手先の刺激でなぜ腰痛や肩こりが軽減するのか?を生理学で考えてみたいと思います。
まず、腰痛や肩こりの改善は「筋肉が緩むから」だと考えられます。筋肉が緩むためには、筋肉を緊張させている「運動神経」の働きを抑える必要があります。
はりや、あん摩、電気治療、ストレッチなど、手段は違えど、筋肉が緩む理論はすべて上記の「運動神経の働きを抑える」ことで説明ができます。
腰痛の治療で腰の筋肉に電気を当てたり、はりをしたりするのは、腰の筋肉を硬くしている運動神経の働きを抑えるためなんですね。
この仕組みなんですが、実は、足先や手足に刺激を与えても起こる可能性があるんです。
なので、手先を触っただけで(刺激を与えると)肩の筋肉が緩む、足先を触っただけで腰の筋肉が緩るむ、そんなことが起こるんです。
しかし!!私は思うんです。硬くなった筋にはりをする。これが一番確実だ!と。そりゃそうです。硬くなった筋にはりをすると、絶対に反射により筋は緩るむんですから。
じゃあ、足先や手足を使う治療はムダなのか?というと、そうではありません。
例えば、肩甲骨の裏側についている肩甲下筋という筋肉があります。この筋にはりをするのは、なかなか難しいし危険もあります。(肺がすぐそばにあるからです)この筋に電気を当てることは不可能です。でも、この筋をどうしても緩ませたい。そんな時、手先の刺激を行う。そして肩甲下筋を緩ませる。こういう使い方は有効なんじゃないかと思います。
手先、足先を触っただけで、症状が改善した。そんな不思議な結果にもちゃんと生理学的な反射回路があったんですね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
熱中症に気を付けて、素敵な週末をお過ごしください。
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ふらつき改善
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
甥っ子が阪神タイガースのユニフォームを着ていました。背番号5の。「おぉ~、新庄やん」って言ったら「違うわ、近本や」と言われてしまいました。ってことは、背番号3は八木ではなく大山選手か・・・時代は変わったと痛感した瞬間でした 笑
さてさて、話は変わりまして。
ふらつき(めまい)で通院中の患者さんのお話。
良性めまいの原因は恐らく耳の中にある三半規管にある、と私は考えていて、はりきゅう(主にはり)でその三半規管の状態を改善するための治療を行っています。三半規管は、代謝が非常に悪い部分なので、改善に日数を要することが大半です。少なくとも、筋肉痛の治療のように、治療後すぐに症状が軽くなりました!な~んてことは生理学的に起こりにくいかと。
で、こちらの患者さんも、1回、2回、3回の治療では、治療後はふらつきが、徐々に元通りになる、という状態でした。そして、4回目の治療時に、「これでもかっ」というくらい、三半規管への治療に使う部位への刺激量を増やしました。(刺激量を増やしても痛くはありませんよ)
そして、5回目の治療時「随分調子が良くなった」とのこと。
先ほどもお話した通り、三半規管の状態はそうすぐには良くならないことが多いので、「もしかして、私に気を遣って、調子が良いとおっしゃったんじゃないか?」という疑問も持ったんですが・・・(実際、治療者に気を遣ってそうおっしゃる患者さんもいらっしゃるので)仰向けからうつ伏せに姿勢を変えていただくときに、今までは一旦ベッドに座る→頭が大きく動くことによりふらつきがでる→ふらつきが治まるまで30秒ほど座位で静止→それからうつ伏せになる。という動作だったんですが、この日は、仰向け→うつ伏せ、と実にスムーズに姿勢を変えられていました。
「すごくスムーズに動けましたね」と声をかけると、「あっ、本当ですね。調子が良くなって動き方も変わったんですね」というお返事が。
こういうちょっと良くなることで、日常生活が随分と楽になったりするんです。
このままふらつきが無くなるように、願っています。引き続き治療させて頂きます。
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鼻づまり
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。。
暑くなってきましたね。ということで、昨夜、アイスコーヒーを飲みながらアイスクリームを食べたら・・・おなか壊しました。
我ながら、アホちゃうか 笑
さてさて、話は変わりまして。。
先日、鍼灸勉強会で「鼻閉」(鼻づまり)がテーマになりました。
現代医学では、鼻閉は、鼻腔内の炎症などのより、血管が拡がることで鼻腔を圧迫する。これが原因だと考えられています。
ですので、点鼻薬は、鼻の血管を縮める作用があり、それにより鼻づまりを改善するんですね。
はりきゅう治療でも、鼻の横にはりをすることはよくあります。
迎香(げいこう)というツボもあります。(鼻の横に)。香りを迎えるなんて、なんて素晴らしいネーミングなんでしょうか!まさに鼻づまりのツボという感じがしますね。
おっと、話が逸れましたが・・・
はりをすると血流が改善する。と、皆さん思われていませんか?鍼灸師になるための学校でも、そう勉強します。
しかし、先ほどお話した通り、鼻づまりは血管拡張により起こる。じゃあ、はりをして血管がさらに拡がって、血流改善したら、鼻づまりってひどくなるんじゃないのか?という疑問がでてくるわけなんです。
このあたりの細かいメカニズムになると、曖昧になっていることが多い気が・・・研究に携わっている先生であれば考えるでしょうけど、日々臨床に取り組んでいる先生だと、あまり考えない分野かもしれません。
しかし、私は気になる 笑
はりは、血管拡張に働くのか?血管収縮に働くのか?はたまた、都合よく、どちらの作用も持つのか?
残念ながら明確な答えが私にはわかりませんが、恐らく以下のことが考えられるんじゃないかと。
①はりは、血管拡張に働く。
これは、もうこれまで通りの考え方です。はりをしたら血液の流れがよくなるということです。じゃあ、先ほどの鼻づまり は?これは、はりをすることで鼻の血管が拡がる。血流が良くなる。その結果、炎症を起こす原因となる物質が流される。それにより鼻づまりが解消する。こういう考え方です。なるほど~。
②はりは、血管収縮に働く。
少々複雑な話になりますが、はりは、皮ふに分布する感覚神経→脊髄→交感神経→血管、という順序で血管に作用します。よく、血流改善=副交感神経 と言われますが、そうではありません。交感神経は血管の収縮にも拡張にもはたらくんですね。で、交感神経のセンサーにはα1・α2があります。α1が働くと血管は収縮、α2が働くと血管拡張となるんです。現に、鼻づまりの薬の中には、交感神経α1に作用し、血管収縮を起こす役割のものがあります。はりをした際、交感神経α1受容体に作用し、血管収縮→鼻づまり解消、というメカニズムがあるのではないか?と私は思うのですが、真相は不明です。
と、鼻づまりをネタに自律神経の働きを考えてみたわけなんですが、よく言われている「交感神経=緊張している時に働く=血の流れが悪くなる」とか「副交感神経=リラックスしている時に働く=血の流れが良くなる」というような単純な働き方ではないんですね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
熱中症にお気をつけて。
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半信半疑で
こんにちは。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
受付にメダカが入った小さな水槽を置いていたんですが、水温上昇が原因!?数匹が連続で死んでしまったため、かわいそうになり、外に置いている大きな水槽に移しました。ということで、その代わりにこちら。
これ、娘(小2)が見つけたガチャガチャなんです。これなら死ぬこともなく、餌をあげる必要もなく、一石二鳥!!
さてさて、話は変わりまして。
先日、2回目の来院をされた患者さん。
痛みの症状でお越しだったんで「前回の治療後から調子はいかがですか?」とたずねると、「かなり良くなりましたよ」というお返事が。最高に痛い時を10としたら、今1か2になっているとのこと。痛みによる日常生活の支障がかなり減ったとのこと。
「すごいもんやなぁ」とおっしゃってました。
これは、もしかしたら、治るタイミングで私の治療を受けていただいただけなのかもしれませんし、比較対象が無いので、一概にはりきゅう治療の効果だとは言い切れません。が・・・意外とはりきゅう治療がきっかけとなり症状が改善するケースもあるんです。色々とこれまでに治療を受けてきた、でもあまり症状改善していない。そんな場合でも、はりきゅうで改善する場合も有ると思います。
半信半疑で結構ですので、お困りの症状がございましたら、一度はりきゅう治療をお試しいただきたいと思いますし、ご相談だけでもしていただければと思います。
苦痛の無い体を目指して、一緒に治療していきましょう!
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体内の炎症が肩こりや腰痛の原因?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨夜は、夜風に当たりながらアイスクリームとホットコーヒー。この組み合わせ、最高です!
さてさて、今日は「体内の炎症」というお話をしてみたいと思います。
私の治療理論では内臓の不調が反射により筋肉を硬くする。それが肩こりや腰痛の原因の1つとなる。と考えています。私の治療理論ではと言いましたが、内臓不調ー筋肉という反射回路は生理学の本にも載っている反射回路です。
内臓の不調の1つに炎症があります。
炎症と聞くと、痛い、熱を持つ、腫れる、というようなことを想像される方も多いと思いますが、内臓は痛覚に乏しいため、筋肉や関節の炎症時のように、痛さや熱感、腫れている感覚を自覚することはほぼありません。
ただ、自覚できないだけで、体内に炎症が起こっていることはよくあります。
例えば、風邪。初期段階であれば症状は無自覚かもしれませんが、鼻粘膜やのどに炎症が起こることはよくあります。
例えば胃の不調。「あれ?胃潰瘍の痕がありますね」なんてことはよくありますね。胃潰瘍になった記憶がなくても。
話は逸れますが、血液検査の結果項目の中にCRPがあります。これは、体内の炎症具合や組織破壊具合を示す数値で、風邪・ガン・リウマチなどなど、あらゆるものに反応する数値です。(ですのでCRPだけで診断はできません)何の自覚症状がなくてもCRPが高くなっていることはよくあります。自覚は無くても体内で何らかの炎症があるということですね。
肩が凝ったり、腰が痛い原因が、スマホの見過ぎとか、座りっぱなしが続いたとか、重たい荷物を持ったなどの物理的負担の影響である場合も多いですが、実は、内臓不調の反射により、そもそも肩や腰の筋肉が硬くなっていた。そこに物理的負担がプラスされ痛み発症。ということも考えられるんです。
はりきゅうで内臓のケアをしていくことで根本原因の解決や予防ができる場合もあります。繰り返す症状にお困りの方は是非お試しください。
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起立性調節障害
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
我が家のお風呂に「冷んやりボディソープ」が登場しました。ちょっと気が早いけど夏が始まった気がします。
さてさて、今日は「起立性調節障害」のお話をしてみたいと思います。
思春期の発症する自律神経機能不全の1つで、朝起きられない・立ちくらみ・失神・倦怠感・食欲不振などの症状があらわれる。これが起立性調節障害です。
インターネット検索をすると、実に様々な情報がでてきます。そして、原因とされているのは、自律神経機能不全による血圧低下や血流不足、ストレス、下肢の筋肉量不足、水分不足摂取・・・といったところです。
過去、私も何十例か起立性調節障害の治療経験がありますが、とてもじゃないけど上記のことが原因だとは思えません。
自律神経機能不全?これに関してはそうなのかなとは思いますが、しかし、自律神経の機能不全がなぜ起こるのか?生理学的にどういう状態なのか?これが明確ではないので、それとなく名前をつけただけのような気もします。
血圧低下?起立性調節障害の方は、血圧が低いと言われていますが、そんなことはありません。正常血圧でも症状がひどい方もあれば、低血圧でも軽症という場合もあります。昇圧剤を服用しても何ら症状改善が見られないという患者さんも多い。
下肢筋肉量不足?これも私の感覚では違う気がしています。私が治療させていただいた患者さんの中には、中学校や高校のバスケ部、野球部、テニス部に所属し、バリバリ運動していたお子さんもいらっしゃいました。これらの方が運動不足・下肢筋肉量不足かと言えば、そんなことあるはずがない。
ストレス?ここまでくると、もう医療とか生理学とかいう話から逸れています。誰だってストレスくらあるよ!と患者さんが一番思われているのではないかと思います。
と、起立性調節障害については、治療や予防の決め手がないのが現状のような気がします。それは私もそうなんです。ここにはりやお灸をしたら絶対改善する。というのはありません。
ただ・・・
起立性調節障害のお子さんにある程度共通してる症状があります。
それが、立ちくらみやふらつきがある。乗り物酔いしやすい。この2つです。(天気が悪くなる前に体調が崩れやすいということも多いです)これらは、耳の中にある三半規管が原因で起こることが多い症状なんです。(他に病気がないかは医療機関で調べていただく必要があります)
三半規管の状態を改善する治療は、はりきゅうでできます。(めまいの治療を行います)
これにより、症状が改善し学校に通えるようになったお子さんもいらっしゃいます。
ただし、全員がよくなったわけではありません。
なぜ朝に調子が悪く、午後から夜にかけて元気になるのかという不明なこともあります。また、すぐに改善するケースは少なく、症状改善したケースでも半年くらいはかかった場合が多かったように思います。
治療の決め手に欠ける症状ですので、私もはっきりしたことが言えない歯がゆさがあるのですが、三半規管に対するアプローチは、あまり医療機関では行っていないかと思います。はりきゅうで別視点から治療を試してみるのも1つの手段かとは思います。
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