かずひら鍼灸院

姫路 ダイエット はりきゅう かずひら鍼灸院

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「 かずひら日記 」 一覧

筋肉痛

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

 

地元神社の厄除祭に、同級生で集まってお祓いに行こう、ということになり「19日の0時集合」という連絡が回ってきたんです。朝型生活の私は、0時に備え仮眠。そして、防寒対策をして23時50分に家を出て神社に向かうと・・・あれ?同級生どころか、誰も居ないやん・・・楼門も閉まってるやん。ってことで、1日早かったみたいです。〇日の0時って難しいなぁ。

 

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「筋肉痛」のお話をしてみたいと思います。

筋肉痛は珍しい症状ではありません。たぶん、皆様も経験があるんじゃないかと思います。因みに、私、今筋肉痛です。理由は、昨日、小学4年生と一緒にサッカーの試合をしたことと、その後、少しランニングしたんですが、雨が降ってきたのでかなりペースアップして走ったからだと思います。

 

こんな風に、普段あまりしない動きや、負荷量が増えたときなどは筋肉痛が起こりやすい。

 

そんなよくある症状ですが、実はなぜ筋肉痛が起こるのか?は解明されていないんです。

筋肉がけいれんするから、体内のPH(酸性・アルカリ性)の変動、筋肉の損傷などなど、いくつか説はありますが、あくまで「説」なんですね。

 

しかし、筋肉痛が起きたとき、少し楽にする方法があります。それは、「動くこと」です。激しく動くともちろん痛みますから、痛みが出ない程度、もしくは、軽い痛みが出る程度で動く。これが筋肉痛を軽減させる方法です。

 

そこで着目したいのが、動くと何が起きているのか?ということです。

動く=筋肉が伸び縮みする。

 

筋肉が伸び縮みすると、硬くなっていた筋肉が緩む。緩むことで筋肉痛が軽減される。これも、仮説の域をでませんが、はりきゅうやあんまマッサージをすると筋肉痛が軽減される仕組みと同じだと考えられます。(じゃぁ、筋肉痛の場合は治療を受けるより、自分で動いた方がいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、はりきゅうやあんまマッサージでは、痛みの原因筋を特定し治療できること、痛みがあらわれる動きに対し、その補助をする筋肉まで治療できることなど、メリットはあります)

 

筋肉痛でも動ける範囲で動く。これが筋肉痛を早く改善させるコツなんですね。

 

それでは今日はこのあたりで失礼します。院受付に桃の花を飾ってみました。春です。

 

腰痛・お尻の痛みには「はりきゅう治療」

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寝違えた・・・

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

今日明日は地元神社の厄除祭。今日の夜中に同級生でお祓いをしていただきに行く予定です。今朝もランニングの最後にお参りに行ったんですけどね。恭子先生には「お賽銭も入れずに毎日お願い事するなんて・・・」と突っ込まれますが。

 

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「寝違え」のお話をしてみようと思います。

私、3日程前に寝違えました。朝起きたら「あれ?肩が痛いなぁ」という感じだったんですが、そこからどんどん痛みで動かせなくなり・・・特に首の前後の動きではズキっと電気が走るような痛みとなってしまいました。

実は、寝違えの詳細は全く解明されていません。恐らく、数日から1週間ほどで痛みが改善すること(自然改善すること)、レントゲンやMRIなどの画像検査では異常がないこと。恐らくこのような理由により、確定診断に至らなかったり(そもそも寝違えで受診する人もすくないのかもしれません)、寝違えを対象とした研究や調査が行われていないのが現状かと思います。

しかし、寝違えには、いくつかの特徴がありますので、今回はその特徴から原因や対処法を考えてみたいと思います。

まず、寝違えの定義ですが、「眠っていて目が覚めた時点で起きている首や肩の痛みのこと」だそうです。痛みの原因は、睡眠時の不自然な姿勢による筋肉の圧迫、血流悪化、前日の運動や慣れない作業による筋けいれん、頸椎の炎症など、色々な説がありますが、どれも推測レベルで明確にはなっていません。

 

ここからは、私がこれまで治療させていただいた寝違え症状の特徴です。

特徴①動かさなければ強い痛みはない

寝違えは首を動かすとかなり強い痛みが出る場合が多い反面、動かさなければ全く痛まない、もしくはそれほど強い痛みは出ないという場合が多い症状です。このことから、痛みの原因は「機械刺激による痛み」と判断できます。機会刺激とは、この場合、「筋肉が動くこと」を意味します。筋肉が動くことで、痛みのセンサーが反応し、その結果、首や肩に痛みを感じている状態ということです。因みに、炎症性の痛みは、ズキッというような鋭い痛みではなく、ジンジンとかシクシクというような鈍い痛みが特徴ですので、寝違えの痛み方とは全く別物ですね。

 

特徴②痛むポイントが明確である。

首から肩にかけて全体が痛むというより、右・左・首・肩・この部分、というように比較的痛むポイントがわかる場合が多いです。これもまた、関節の炎症などではなく、筋肉が痛んでいる場合の特徴です。筋肉(筋膜)には痛みを感じとるセンサーがたくさん分布していますので、骨や内臓に比べると痛むポイントが比較的明確なんです。

 

特徴③湿布や痛み止めが効くような効かないような…

筋肉の動き(伸び縮み)が原因となる痛みには、痛み止め薬はあまり効いてくれないことが多いです。(筋肉の動きによる痛み+炎症による痛みの場合は、薬で少し痛みが改善される場合はありますが)ですので、寝違えにシップや痛み止め薬を使用しても、劇的に痛みが改善するケースは少ないように思います。

 

上記①②③から、寝違えは筋肉の急性の痛みである可能性が高いと私は考えています。そして、痛むポイントや痛む動作から、原因となっている筋肉を予想することができます。

 

因みに、痛みと動きの制限に耐え切れず、私は一昨日、北村先生にあんまマッサージをしてもらいました。首の前後の動きで強い痛みがでていること、痛むポイント、この2つから僧帽筋と斜角筋の2つの筋肉を狙って治療してもらいました。空き時間に5分ほどの治療でしたが、首を動かせる角度がけっこう広がったことと、動かしたときの痛みが半分くらいに減ったことで、随分と楽になりました。

 

通常の寝違えは、2日から1週間ほどで痛みが改善する場合が多いですが、2日ほど経っても全く痛みが軽減しない場合や、頻繁に寝違えを起こす場合、寝違えた当日にどうしても痛みを軽減しておきたい場合などは、鍼灸やあんまで原因筋肉を緩めた方が良いですよ(鍼灸とあんま、どちらが良いのかは、どの筋肉を痛めているかにもよります)

 

それでは今日はこのあたりで失礼します。素敵な週末を!

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どんな時にはりきゅう治療ってうけたらいいの?

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

昨日の夜、勉強会で出かけていたんですが、小さな紙袋を持った人が多かったように思います。中身はチョコ?皆さん、ハッピーバレンタインでしたか??

 

さてさて話は変わりまして・・・

今日は、はりきゅう治療(鍼灸治療)ってどんな時に受けたらいいの?というお話をしてみたいと思います。

まずは、WHO世界保健機関による鍼灸適応症には以下のようなものがあります。

■神経系疾患

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

 

■運動器系疾患

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

 

■循環器系疾患

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

 

■呼吸器系疾患

気管支炎・喘息・風邪および予防

 

■消化器系疾患

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

 

■代謝内分泌系疾患

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

 

■生殖、泌尿器系疾患

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

 

■婦人科系疾患

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

 

■耳鼻咽喉科系疾患

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

 

■眼科系疾患

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

 

■小児科疾患

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

 

めちゃくちゃ多いですね…

 

ちょっと話はそれますが、上記の症状は、必ずしも研究の結果「はりきゅうが効く」と証明されたものではありません。エビデンス(科学的根拠)に欠けるものも含まれている可能性はありますが、数日前の日記にも書いたように、エビデンスが低い=効果がない とも言い切れないんです。まぁ、今日はそのあたりのお話はちょっと置いておきますね。

 

あっ、それともう一つ余談ですが、鍼灸師にも得手不得手な症状というのがあると思います。得手不得手というと語弊があると思いますが、治療経験が豊富な症状とそうでない症状は、絶対あるはずです。私の場合、上記症状内で言いますと、神経系疾患と運動器系疾患は耳鼻科系は毎日治療しています。呼吸器系疾患(動悸、せきなど)や消化器系疾患(逆流性食道炎や胃部不快感、便秘下痢)も治療機会は多いです。生殖泌尿器系は、膀胱炎は時々治療しますが陰萎は治療経験がありません。眼精疲労は頭痛や肩こりの治療と併せて行うことが多いですが、仮性近視の治療経験はありません。婦人科疾患の乳腺炎も治療経験はありません。

 

というような感じで、鍼灸師による「バラつき」はあると思います。

と、かなり話がそれました。すいません!

 

もう一度、上記WHOが挙げている症状をみていただきたいのですが、鍼灸の適応症って、意外にも筋肉や関節の症状だけではないんですね。鼻・耳・肺・腸・膀胱などなど、内臓病変の治療にも役立つ可能性があるんですね。

なぜ、鍼灸(はりきゅう)が内臓病変の治療に役立つのか?

まず、はりやお灸の刺激は皮膚に分布している感覚神経を伝って、脊髄に入ります。(はりは痛くないですし、お灸は熱くないですが、それらによる外部刺激は確実に感覚神経を介して脊髄に伝わります)脊髄内で、内臓に向かう交感神経(自律神経の1つ)にその情報が伝わり、その結果、内臓の病変や働きが改善される。とこのような仕組みなんですね。

これを「体性-内臓反射」と言います。はりきゅうは、この体性―内臓反射を利用して、内臓病変の改善を行っているんです。

因みに、はりやお灸で血流改善!とよく言っていますが、あれもこの体性―内臓反射の1つなんです。皮膚を刺激することで、血管を支配している交感神経が働き、血管が拡張するんですね。

 

今日は、はりきゅうで内臓病変を改善できる理由についてお話いたしましたが、金に鵜に対してはまた別の仕組みがあります、それはまた今度お話したいと思います。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

 

あぁ、寝違えて首が痛い、痛いよぉ~。鍼灸師でもこんなことがあります。

 

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疲れとは一体何?

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

今日は、2/14。ハッピーバレンタインとなりますように!

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「疲れとは何か?」というお話をしてみたいと思います。

たぶん私だけじゃないと思うのですが、嫌なことや面倒くさいことに限らず、楽しいことをしても疲れませんか?例えば、のんびり温泉につかった後に疲労を感じたり、久しぶりに会った友人と散々喋って分かれた後にドッと疲れが出たり・・・私、先日、緊迫した内容の映画を観たんですが、一生懸命観すぎたのか主人公になりきっていたのか、見終わったら結構疲れてました。と、こんな風に、疲れを感じるシーンは多いと思うのですが、一方で、面倒くさいなと思う作業をやり始めると、絶対今日中に終わらせてやる!という意識が芽生え、疲れなんて感じることもなく一心不乱にそれに取り組む。なんてこともあります。楽しくても疲れる、嫌なことでも疲れない場合もある、疲れって一体何やねん!?と不思議に思うわけなんです。

そんな疑問に対して、面白いことを言っている人がいました。それによりますと・・・

「行っていることまたは行わなければならないことと,前もって決定した行いたいこととが違っている」というギャップ。「実際に行うべきまたは行った一連の操作が,行為の現在の意図に合わない」というギャップ。これらの状況が一定時間持続すると、目的を達成できない、目標に充足しないという意識が表れモチベーションが低下する。これが「疲れ」なんだそです。

なるほど!だから、嫌なこと、面倒くさいことでも、それをやらなきゃいけない理由・目的とか、それをやってしまった後に得られる結果が一致していれば疲れを感じずに行えるんですね。

そして、「疲れは別の活動への動機を生む」のだそうです。

一定時間仕事を続けると疲れを感じてきます。この疲れこそが、休憩したいという欲求を生む。そして休息することにより、再び仕事へのやる気を想起させる。ということなんですね。

そうかぁ、疲れは殻ずしも悪いものではなく、疲れがあるからこそ、色々な活動ができるとも言えるんですね。

よ~し、今日も色々な疲れを感じられるように、1日を過ごしたいと思います!

しかし、「体の痛み」と「疲労感」はまた別のお話だと思いますので、痛みがある時は我慢せず治療にお越しください。

 

 

「疲労感」には「あんまマッサージ」

体がだるい、頭がぼーっとする、集中力低下、これらは休息のサインです。

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エビデンス(根拠)がないから効かない治療なのか

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日の日曜日は姫路城マラソンでしたね。私は走ってないのですが、今回初マラソンに挑戦した友人から、無事完走&目標タイム達成したという嬉しい連絡をもらいました。後半地獄やったけど・・・だそうです 笑

 

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「エビデンス」のお話をしてみようと思います。

治療におけるエビデンスとは「治療の科学的根拠」のことです。

試験や調査など研究結果から導かれた科学的裏付けのことなんですね。

はりきゅう治療はエビデンスに乏しい…な~んてよく言われますが、私が持っている本に、慢性の痛みに対しての治療法の関する研究や論文を精査し、そのエビデンスや推奨度をまとめた本があります。疼痛学会やペンクリニック学会、鍼灸学会など10団体により作られた本だそうです。それを見ると、意外とよく行われている治療が「推奨度 弱」とか「エビデンス総括 低」になっています。

例えば、腰痛時のコルセット。これは「推奨なし」で「エビデンス総括 低」となっています。腰椎椎間板ステロイド薬注入は「推奨度 弱」で「エビデンス総括 低」となっています。

因みに、慢性片頭痛に対してのはりきゅう治療は、「推奨度 弱」で「エビデンス総括 低」となっています。内服薬と比較しはりきゅう治療による有意な予防効果を認めたが、プラセボ効果が生じた可能性が考慮されるため。という解説がなされています。

この本を見ていると、よくある治療法も、科学的根拠に乏しいのか・・・とか、効くかどうかわからないのか・・・と落胆しそうになるのですが、エビデンス総括が低い=ダメな治療 無駄な治療 というわけではないんです。

この本には、推奨度やエビデンス総括がなぜ、そのような評価になっているのか?という解説が記載されています。そこが重要だということも記載されています。

そもそもの論文数が少なく、評価が難しい。有効性は認められるものの、他の因子が影響した可能性を除外しきれない。罹患歴により、有効性に差がある。などなど、様々な理由で、「効果は認められるが、エビデンス総括は低い」という場合がかなりあります。

生理学や解剖学など、体の仕組みから逸脱した治療法や健康法は良くないと思いますが、エビデンスが低いからダメというわけでもないんですね。

今は、インターネットで医療情報が簡単に調べられる時代ですので、皆さんも、自分が受けている治療についてや、今後試してみたい治療について調べてみるのも良いかと思います。そこでわからないことや不安などがでてくることもあると思いますので、それをお医者さんや鍼灸師にたずねてみて、どんどん治療者とコミュニケーションをとっていただいたらいいのではないかと思います。それが信頼関係につながるのかなと。

それでは、今日はこのあたりで失礼します。

連休明け、今日は火曜日ですよ。お間違えなく。

 

「坐骨神経痛」には「はりきゅう治療」

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がんの痛みと鍼灸治療

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

昨日は、一人で銭湯に行っていました。広いお風呂、炭酸風呂にのんびりはいって、はぁぁぁぁ~、最っ高!しかし、いつも思うのですが、せっかく広いお風呂に入っているのに、いつも隅の方で湯につかる・・・

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「がんの痛みと鍼灸治療」というお話をしてみようと思います。

前置きとしてですが、はりきゅう治療でがんは治せません。そんな謳い文句の鍼灸院がもしあったら絶対行かない方が良いと思います。今回のお話は、がんを治すという話ではなく、がん自体の痛みとどう向き合うかというお話です。

がんの痛みは色々な視点からいくつかの分類がなされることがありますが、その1つが侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)と神経障害性疼痛の2つに分ける考え方です。侵害受容性疼痛は、骨・筋肉の痛みと内臓の痛みの2つに分けられ、骨・筋肉の痛みは局所が明確で、体を動かしたときに強い痛みがあらわれる特徴があります。内臓の痛みは、内臓組織の炎症などが原因で、局所が不明確で鈍痛として感じることが多いです。内臓組織の炎症は、脊髄反射を介して、近くの筋肉を緊張させることで、筋肉の痛みへとつながります。

一方で、神経障害性疼痛は、がんによる神経線維の圧迫・浸潤(がんが広がっていくこと)が原因で起こると言われています。

ちょっと難しいお話になってしまいました。すいません。

過去、がんの痛み軽減を目的に当院へ来院される患者様が数名いらっしゃいました。

「ここで治療してもらうと、しばらくは痛みが楽になるんです」という言葉をいただいたこともあります。

先ほど、がんの痛み分類についてお話いたしましたが、はりきゅうで軽減できる痛みは、恐らく侵害受容性疼痛の1つである筋肉の痛みであると考えています。はりきゅうでがんを小さくすることはできませんし、骨転移している部分を改善することもできませんが、筋肉の痛み・緊張は一時的に改善することはできます。そして、筋肉の痛みは、なかなかに強い痛みがでるので、それを改善するだけでもいくらか苦痛は軽減できると考えています。

(神経障害性疼痛に物理療法が有効という説もありますが、そこは私が腑に落ちない部分がありますのでそのお話は省略します)

痛みは、精神的苦痛ともなるので、はりきゅうで少しでも痛みが改善され、ほっとできる時間を過ごして頂けらいいなと思っています。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

来週は寒さが緩むようですね。春目前。

 

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神経痛は神経圧迫が原因なのか!?

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

今日は、ちょっとした気分転換で、マスクを黒にしてみました。(いつもは白)皆さんは、気分転換にどんなことをしますか?

さてさて、話は変わりまして・・・

今日は神経痛のお話をしてみたいと思います。

坐骨神経痛の原因としてヘルニアが挙げられることは多いですね。三叉神経痛の原因としては、血管による神経圧迫、脊柱管狭窄症は、その名の通り、脊柱管が狭くなることによる神経圧迫、と、場所は違えど神経痛の原因は「圧迫」と言われることは多いです。

その一方で、腰部ヘルニアがあっても坐骨神経痛症状が全くない人もいます。画像検査では何も悪い部分がないのに三叉神経痛が出る人もいます。

一体この違いは何なんだ!?と思うわけです。

その答えは解明されていませんので、私も確かなことは言えないのですが、神経構造にヒントがあるように思っています。

神経線維というのは、電線のようなものです。そう、ただの電線。電線の役割は、発信地から目的地まで、情報(電気信号)を伝えることです。ここが重要なポイントです。電線自体が情報(電気信号)を起こしているわけでもなく、また、情報を精査分類しているわけでもないということです。

これを神経に置き換えてみますと・・・

神経線維はあくまで電気信号を伝えているだけです。神経線維自体が痛みを引き起こしているわけではなく、また「この信号は痛みの信号だ」と判断しているわけでもありません。

そして、神経は「先端のみで信号をキャッチする」という構造になっています。電線を触っても何ら反応がないように、神経線維の真ん中を触ったとしても何も反応は起こりません。神経の先端が受容器といわれるセンサーから信号をキャッチすることでのみ、信号伝達が行われる仕組みになっています。

ということは、例えばヘルニアで坐骨神経が圧迫されていたとしても、それは、坐骨神経線維の途中部分を圧迫しているので、それにより痛みやしびれが起こる可能性は・・・低いんじゃないか?と私は考えています。こういう理由で、神経圧迫があっても、なにも症状がでない人が一定数いらっしゃるんじゃないかと思ってます。

そして、ではなぜ神経痛のような痛みがでるのか?ということに関しましては、日記内でもお話した通り、神経線維は先端部分のみで信号をキャッチするという性質から考えると、痛みやしびれを感じている局所に何らかの問題があるのではないか?と考えています。

あくまで私の考えですが、生理学の神経構造に基づいてのお話です。さぁ、これが真実か、私の戯言か、本日来院される予定の神経痛の患者様に、経過確認してみます。

 

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保険適用でのはりきゅう治療

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日、ネットニュースで「最近の若者は全員野球とか一丁目一番地の意味を知らない」というような記事を読みました。その記事によると、若者は一丁締めと一本締めの違いも勘違いしているとか。おぉ~、これは私も勘違いしていました。ということで、私もまだまだ若者です!!!

さてさて、話は変わりまして・・・

今日は「健康保険を使ってのはりきゅう治療」というお話をしてみたいと思います。

はりきゅう治療は、①保険治療の対象となる症状であること②医師から同意書があること

この2つの条件に当てはまれば、健康保険を使っての治療が可能です。

 

保険治療の対象疾患には以下のものがあります。

神経痛・・・例えば坐骨神経痛など。

リウマチ・・・慢性で各関節が腫れて痛む自己免疫性疾患。

腰痛症 ・・・慢性の腰痛。

五十肩・・・肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。

頚腕症候群・・・頚から肩、腕にかけてシビレて痛むもの。

頚椎捻挫後遺症・・・むち打ち症などの後遺症。

その他・・・疼痛を主訴とする疾患。

 

医師からの同意書は以下の様式です。

鍼灸院でお渡しできます。それを持って病院に行き、医師に記載して頂ければです。

という①と②が、保険適用ではりきゅう治療を受けられる場合の大前提です。

ただし、日本全国、どこの鍼灸院のでも①②さえ満たせば保険治療が受けられるかと言えばそうではありません。決められた研修を受け、関係機関に届け出をしている鍼灸院のみなんです。当院では保険治療が可能です。

保険治療のメリットの1つは、実費治療に比べ治療費を低く抑えられることです。保険適用治療ですと、1回の治療費が数百円(負担割合により費用は変わりますが)です。治療費が抑えられるので、頻度を上げての治療で、少しでも早い症状改善も目指しやすくなります。

ただし、保険治療のデメリットもあります。

その1つが、「同じ病名で、他の医療機関との重複治療ができない」ということです。

詳しくお話いたします。

例えば、以前から神経痛があり、病院に通っていたとします(検査や診察、薬処方をうけていた)で、今後、保険適用ではりきゅう治療を受けたいとお考えの場合、いくら医師の同意書があったとしても、病院と鍼灸院で、同じ病名を治療していることになるので、病院の保険治療が優先され、はりきゅうの保険は使えません。言い方を変えると、神経痛ではりきゅう保険治療を受ける場合、病院や接骨院で同じ神経痛の治療(薬処方含む)が出来なくなるということです。

過去に患者様から、とある症状を保険適用ではりきゅう治療できないかと相談をいただいたことがあります。すでに、その症状で病院にも通っておられ、そこの医師が同意書も記載してくださるとのことでした。私の解釈では、同意書をいただいた日より後であれば、先ほどお話いたしました「同じ病名での重複治療」には当たらないと思っていたのですが、ちょっと自信がない部分もありましたので、関係機関に問い合わせをしてみたんです。

すると、「薬が処方されている期間(前回病院に行かれた際に何日分の薬が処方されたか)は病院で治療中と見なすので、その期間内に行ったはりきゅう治療に関しては、同じ病名での重複治療ということになり、保険は使えません」とのことでした。

なるほど。そうなのか。

では、例えば、薬が2種類処方されていたとして、1つは、毎日2回飲む薬で1か月分処方、もう一つは、痛みが強くて我慢できない時だけ飲むような、頓服としての薬が5回分処方されていた場合、この頓服薬の日数はどのように解釈すればよいのか?5回分だから、朝昼晩飲んだとして、約2日分?でも頓服だから、そんなに連続して飲まないだろうということで、1週間分と解釈する?とう質問をしてみたんです。

電話対応してくださってた担当者も「なるほど~」と言いながら困ってました。

そして、「そのレセプトを見てみないことには何とも言えません」という答えだったので、それでは困る、誰が困るかって、患者が困る。保険適用ではりきゅう治療が受けられる条件も満たしているのに、後になってから「保険適用できませんでした。全額実費でお支払いください」って、そんなのだめじゃないですか?と私からはお話しました。(いや、文字にすると詰め寄るような感じがでちゃいますけど、あくまで教えてくださいっていう感じでですよ)結局、そのことに関して、明確な基準はなく、「常識範囲内で」ということなんだろうと思います。

こういうお話をすると、保険適用でのはりきゅう治療って、相当ハードルが高いなぁと思われるかもしれませんね。正直、私もそう思います。まず、医師に同意書を書いていただくことが最難関です。断られることの方が多いんです。はりきゅうのことがよくわからないから、そんなわからない治療に自分の患者様を紹介なんてできないと、そりゃそうです。私だって全くしらない治療や院に患者様を紹介するなんて戸惑います。しかし、患者様のために、書いてくださる医師もいらっしゃいます。症状が改善を期待してはりでも灸でも試してみたらいいよと、そのような医師もいらっしゃいます。

私は、保険治療が良いとか、実費治療が良いとか、そんな話をお伝えしたいのではありません。双方にメリットとデメリットがあります。そして、現状では、保険適用ではりきゅう治療を受けられる場合があるということをご存知でない方が圧倒的多数かと思います。それ故、治療手段の選択肢にはりきゅうがなかったり、治療費が高い(実費だから)という理由で通院を断念される方も多いんじゃないかと感じています。

元気になる手段の1つとして「保険はりきゅう治療」もあるということをまずは知っていただきたくて、今日、日記に書いてみました。

それでは今日はこのあたりで失礼します。今日はいい天気になりそうな予感。

 

「神経痛」には「はりきゅう治療」

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今朝の出来事

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

 

今日の日記は世間話と言いますか、今朝の出来事です。

 

今朝、ランニング中に一人の男性に声をかけられました。「〇〇というマンションの場所知りませんか?5階建てが3棟並んでるマンションなんですけど」って。私は地元で育ってきたので、このあたりにそんなマンションがないことはすぐにわかったんです。私もスマホを持っていたらすぐに検索出来たんですけど、早朝ランニングの際はいつもスマホを持っていないんです。どうしようもなくて「いや~、ちょっとわからないですね」と言ったら、「足止めてごめんね、(ランニング)頑張ってね」と言われ、その場で別れました。それが5時30分くらいの出来事。

 

辺りはまだ真っ暗だったので、男性の姿ははっきりとは見えなかったんですが、年配の雰囲気だったことと、靴じゃなくサンダルだったのが妙に気になって、公園をぐるっと2周して、そろそろランニング終了のタイミングだったこともあり、男性を探してみたんです。

 

そしたら、まだ近くにいらっしゃったので、追いかけて声をかけてみました。「お父さん、家近所ですか?」と。そしたら、「それがわからなくて、昨日の3時からず~っと歩いてるんよ」って…えっ?昨日のお昼の3時から?今、日も変わってもうすぐ夜明けですよ?そこで、もう一度マンションの名前を聞いたんですが、やっぱりこのあたりにそんなマンションはないはず。ということで「一緒に近くの交番まで行きましょう、そこで調べてもらった方がいいですよ」と伝え、2人で世間話しながら歩きました。会話は成り立つんですが、自宅住所がこのあたりの姫路市白浜町なのかそれ以外なのかがわからない、最近引っ越してきたとおっしゃるのですがそれがいつなのかが曖昧、う~ん、疑ってはいけないが、認知症で徘徊という可能性もある。

 

さすがに歩き疲れていたのか、しきりに「脚が痛い」とおっしゃるので、男性には近所のコンビニに居てもらい、私が交番まで走って警察に連絡しました。

 

あとは警察の方にお任せし、帰宅したんですが、無事解決したのか気になって気になって・・・というのも、男性が認知症かどうかは不明ですが、前日の夜に、私、両親と世間話をしていたんです。その時に母が「私らが認知症になったらアンタ、頼むで」と半分冗談、半分本気でそんな話をしていたんです。その話が頭に浮かんできて、もしあの男性が自分の親だったとしたら・・・と考えると、そりゃ心配ですよ。

 

というわけで、コンビニまで様子を見に行ってみたんです。そしたら、無事男性はコンビニの中にいらっしゃいました。でも、警察が到着してない。(私の伝え方が悪かったようで、警察の方は、男性が近所を歩いていると思いパトロールされていたそうです)とりあえず男性に「おなか減ってないですか?」とたずねると、空腹だと、お金も持っていないということだったので、パンとコーヒーを渡しました。で、私も一緒にコーヒーを飲んで、妙にくつろぐ・・・いやいや、くつろいでいる場合じゃない、警察の方を呼ばなければ。男性に「警察来ませんでしたか?」と聞くと「あぁ、パトカーが3回くらい前通ったで」って・・・おじいちゃん、そのパトカーはアナタを探しているんですよ 笑 仕方がない、もう一度交番へ行くかと思い、男性とコンビニの店員さんにその旨を伝え、店を出たところで、ちょうどパトカーが走ってきたので、無事男性保護。その後は警察の方にお任せしました。

 

普段、人付き合いが苦手な私、苦手なこと「名刺交換」と「懇親会」とずっと言っている私が、なぜ見知らぬ男性と世間話したりコーヒーを飲んだりしたのかは、自分でも不思議です。

そして、近所にコンビニがあってくれたこと、何も言わず、男性を店内で待機させてくださった店員さんにも感謝。

 

それにしても、早朝ランニングは時々ハプニングに出くわします。至近距離からイノシシに吠えられたり(殺されると思いました)、変質者に下半身を見せられそうになったり(見せられたところで、私にも同じ物がついてるので、驚きはしないよ)。明日からはスマホだけは持って走ろうっと。

 

 

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様子をみてたら痛みがひどくなるのはなぜか?

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

昨日から関東は雪のようですが、このあたりは積雪もなく一安心。しかし!昨夜、息子が濡れたマンホール上でコケたらしいです・・・(けがはなかったようです)雪が積もってなくても注意が必要ですね。

さてさて、話は変わりまして・・・

今日は「なぜ早めの治療が必要なのか?」というお話をしてみたいと思います。

痛みの症状を前提としたお話です。

例えば、ちょっと腰が痛いなぁという場合を想像してください。まぁ、日常生活にそれほど支障があるわけでもないし、しばらく様子みてみよう、自然に治るかもしれないし。と、数日から1週間ほど様子をみていたら、その間に痛みが強くなってしまった。

患者様からこのようなお話はよくうかがいます。

なぜ、様子をみてたら痛みがひどくなったのか?逆に言うと、なぜ早めの治療が大事なのか?

まず、腰の痛みは、筋肉が伸び縮みしたときに、痛みを感じとるセンサー(受容器)が反応することにより起こります。それとは別に、炎症が起きている場合も、多少の痛みの原因とはなります。

炎症や筋肉の伸び縮みは「侵害刺激(しんがいしげき)」と言われます。この侵害刺激が起こると、その周辺の筋肉は硬くなる(緊張する)ことがわかっています。

腰の筋肉が硬くなってるから痛みがでてる→硬くなったり痛みや炎症があるまま筋肉を伸び縮みさせる(生活をする)→その動作(侵害刺激)により、さらに腰の筋肉が硬くなる→痛みが強くなる。と、こんな負のサイクルが起こるんですね。

必ずしも上記の負のサイクルになるかと言えば、そうではありませんが(自然治癒することもあるとは思いますが)、様子をみている間にひどくなったというケースはよくありますので、やはり早めの治療で、ある程度筋肉の状態を改善させておく方が無難です。

「これくらいの痛みで治療に行くのも大げさだな」とそんなことは考えずに、早めにご連絡ください。

 

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