自律神経は勝手には働かない
こんにちは。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
院で使う洗濯洗剤が無くなりそうだったので数日前に買ったんです。で、今日使おうとしたら、思いっきり柔軟剤でした・・・洗剤、漂白剤、柔軟剤・・・どれも似たようなパッケージなので間違える・・・←私だけでしょうか??
さてさて話は変わりまして・・・
昨日は鍼灸専門学校での外部講師活動の日でした。いつもは、学生さんの実技練習のフォローをしているのですが、昨日は、鍼灸の治療理論を講義しました。この日のために、パワーポイント資料を編集し、話す内容を考え予行演習を行い、よし本番!だったのですが、教壇から学生さんの表情を見てると、「???」が頭の上に浮かんでそうな雰囲気・・・私の心が折れそうになりましたが、講義後に素晴らしい質問をしてくれる学生さんも居て一安心。
その講義の中で「自律神経」についても少しお話をしました。
自律神経と聞くと、なんだか特殊な神経のイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれません。自律神経の不調とか自律神経失調症という言葉があるからかもしれませんね。
しかし、自律神経も感覚神経や運動神経と同じ構造で、なんら特殊なものではありません。自律神経失調症も自律神経が勝手に失調するわけではありません。
少々専門的お話になりますが、神経が働くためには「脱分極」という現象が起きる必要があります。脱分極とは、細胞内外のプラスとマイナスがひっくり返ることです。で、プラスとマイナスがひっくり返る現象は勝手に起こるのかと言うとそうではありません。必ず「きっかけ」が必要なんですね。何らかの刺激が必要なんです。
話を戻しまして、自律神経失調症の場合、自律神経が勝手に失調したり不調を起こしたりするかと言うと、そんなことはあり得ません。自律神経が不調の情報を伝達するためには、先ほどお話したように何らかのきっかけが体内にあるはずなんです。逆に言えば、その体内にある「きっかけ」(不調の根本原因)を予測したり探したりして、そこを治療して改善すれば、自律神経失調症も徐々に改善できる可能性が高いんです。
じゃぁ、その体内にあるきっかけって何なのか?というお話ですが、これは多種多様だと考えられます。ウィルス感染による鼻やのどの炎症、胃粘膜の炎症、内耳のむくみや炎症、慢性の副鼻腔炎、花粉症などなど・・・意外かもしれませんが、一見症状とは関係ないように思えること(部分)が、不調のきっかけとなっていることはよくあります。
そのきっかけを鍼灸を用いて治療・予防していく。これが私達鍼灸師の役割のひとつです。
な~んて、昨日は学生さんに、ちょっと先輩面して講義してきました・・・でも、講義直前、ズボンのチャックが全開でした。これはもしかして、いや間違いない、自宅を出たときから全開だった・・・講義前に気づいてよかった!!
それでは今日はこのあたりで失礼します。
「自律神経の不調」に「はりきゅう治療」
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