寝違えた・・・
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今日明日は地元神社の厄除祭。今日の夜中に同級生でお祓いをしていただきに行く予定です。今朝もランニングの最後にお参りに行ったんですけどね。恭子先生には「お賽銭も入れずに毎日お願い事するなんて・・・」と突っ込まれますが。
さてさて話は変わりまして・・・
今日は「寝違え」のお話をしてみようと思います。
私、3日程前に寝違えました。朝起きたら「あれ?肩が痛いなぁ」という感じだったんですが、そこからどんどん痛みで動かせなくなり・・・特に首の前後の動きではズキっと電気が走るような痛みとなってしまいました。
実は、寝違えの詳細は全く解明されていません。恐らく、数日から1週間ほどで痛みが改善すること(自然改善すること)、レントゲンやMRIなどの画像検査では異常がないこと。恐らくこのような理由により、確定診断に至らなかったり(そもそも寝違えで受診する人もすくないのかもしれません)、寝違えを対象とした研究や調査が行われていないのが現状かと思います。
しかし、寝違えには、いくつかの特徴がありますので、今回はその特徴から原因や対処法を考えてみたいと思います。
まず、寝違えの定義ですが、「眠っていて目が覚めた時点で起きている首や肩の痛みのこと」だそうです。痛みの原因は、睡眠時の不自然な姿勢による筋肉の圧迫、血流悪化、前日の運動や慣れない作業による筋けいれん、頸椎の炎症など、色々な説がありますが、どれも推測レベルで明確にはなっていません。
ここからは、私がこれまで治療させていただいた寝違え症状の特徴です。
特徴①動かさなければ強い痛みはない
寝違えは首を動かすとかなり強い痛みが出る場合が多い反面、動かさなければ全く痛まない、もしくはそれほど強い痛みは出ないという場合が多い症状です。このことから、痛みの原因は「機械刺激による痛み」と判断できます。機会刺激とは、この場合、「筋肉が動くこと」を意味します。筋肉が動くことで、痛みのセンサーが反応し、その結果、首や肩に痛みを感じている状態ということです。因みに、炎症性の痛みは、ズキッというような鋭い痛みではなく、ジンジンとかシクシクというような鈍い痛みが特徴ですので、寝違えの痛み方とは全く別物ですね。
特徴②痛むポイントが明確である。
首から肩にかけて全体が痛むというより、右・左・首・肩・この部分、というように比較的痛むポイントがわかる場合が多いです。これもまた、関節の炎症などではなく、筋肉が痛んでいる場合の特徴です。筋肉(筋膜)には痛みを感じとるセンサーがたくさん分布していますので、骨や内臓に比べると痛むポイントが比較的明確なんです。
特徴③湿布や痛み止めが効くような効かないような…
筋肉の動き(伸び縮み)が原因となる痛みには、痛み止め薬はあまり効いてくれないことが多いです。(筋肉の動きによる痛み+炎症による痛みの場合は、薬で少し痛みが改善される場合はありますが)ですので、寝違えにシップや痛み止め薬を使用しても、劇的に痛みが改善するケースは少ないように思います。
上記①②③から、寝違えは筋肉の急性の痛みである可能性が高いと私は考えています。そして、痛むポイントや痛む動作から、原因となっている筋肉を予想することができます。
因みに、痛みと動きの制限に耐え切れず、私は一昨日、北村先生にあんまマッサージをしてもらいました。首の前後の動きで強い痛みがでていること、痛むポイント、この2つから僧帽筋と斜角筋の2つの筋肉を狙って治療してもらいました。空き時間に5分ほどの治療でしたが、首を動かせる角度がけっこう広がったことと、動かしたときの痛みが半分くらいに減ったことで、随分と楽になりました。
通常の寝違えは、2日から1週間ほどで痛みが改善する場合が多いですが、2日ほど経っても全く痛みが軽減しない場合や、頻繁に寝違えを起こす場合、寝違えた当日にどうしても痛みを軽減しておきたい場合などは、鍼灸やあんまで原因筋肉を緩めた方が良いですよ(鍼灸とあんま、どちらが良いのかは、どの筋肉を痛めているかにもよります)
それでは今日はこのあたりで失礼します。素敵な週末を!
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