かずひら鍼灸院

姫路 ダイエット はりきゅう かずひら鍼灸院

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がんの痛みと鍼灸治療

   

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

昨日は、一人で銭湯に行っていました。広いお風呂、炭酸風呂にのんびりはいって、はぁぁぁぁ~、最っ高!しかし、いつも思うのですが、せっかく広いお風呂に入っているのに、いつも隅の方で湯につかる・・・

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「がんの痛みと鍼灸治療」というお話をしてみようと思います。

前置きとしてですが、はりきゅう治療でがんは治せません。そんな謳い文句の鍼灸院がもしあったら絶対行かない方が良いと思います。今回のお話は、がんを治すという話ではなく、がん自体の痛みとどう向き合うかというお話です。

がんの痛みは色々な視点からいくつかの分類がなされることがありますが、その1つが侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)と神経障害性疼痛の2つに分ける考え方です。侵害受容性疼痛は、骨・筋肉の痛みと内臓の痛みの2つに分けられ、骨・筋肉の痛みは局所が明確で、体を動かしたときに強い痛みがあらわれる特徴があります。内臓の痛みは、内臓組織の炎症などが原因で、局所が不明確で鈍痛として感じることが多いです。内臓組織の炎症は、脊髄反射を介して、近くの筋肉を緊張させることで、筋肉の痛みへとつながります。

一方で、神経障害性疼痛は、がんによる神経線維の圧迫・浸潤(がんが広がっていくこと)が原因で起こると言われています。

ちょっと難しいお話になってしまいました。すいません。

過去、がんの痛み軽減を目的に当院へ来院される患者様が数名いらっしゃいました。

「ここで治療してもらうと、しばらくは痛みが楽になるんです」という言葉をいただいたこともあります。

先ほど、がんの痛み分類についてお話いたしましたが、はりきゅうで軽減できる痛みは、恐らく侵害受容性疼痛の1つである筋肉の痛みであると考えています。はりきゅうでがんを小さくすることはできませんし、骨転移している部分を改善することもできませんが、筋肉の痛み・緊張は一時的に改善することはできます。そして、筋肉の痛みは、なかなかに強い痛みがでるので、それを改善するだけでもいくらか苦痛は軽減できると考えています。

(神経障害性疼痛に物理療法が有効という説もありますが、そこは私が腑に落ちない部分がありますのでそのお話は省略します)

痛みは、精神的苦痛ともなるので、はりきゅうで少しでも痛みが改善され、ほっとできる時間を過ごして頂けらいいなと思っています。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

来週は寒さが緩むようですね。春目前。

 

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