こうすれば筋肉は緩む
おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日の夕食はあっさりと水炊き鍋でした。これまたあっさりとした塩ポン酢+大根おろしが最高に美味しかったんです。さらにプラス七味も美味でした!やっぱり寒い季節は鍋がいいですね。
今日は、「筋肉を緩めるためには」というお話をしたいと思います。
そもそも「筋肉がかたまる」とか「こる」ってどういう状態なのかと言いますと・・・
話を進めやすくするために、肩こりを例にしましょう。
首から肩(背中)にかけて、一番表面にあるのが「僧帽筋(そうぼうきん)」という筋肉なんです。この僧帽筋がかたくなって、こると、肩こりとなります。(それだけが肩こりの原因じゃないですけど)
僧帽筋がかたくなるということは、言い換えると、僧帽筋を支配している運動神経が興奮している・・・ということなんです。
運動神経は筋肉を収縮させる役割があります。(じゃあ、筋肉を緩ませるのは?と言いますと、それは、興奮している運動神経がその働きを抑制されることで筋肉は緩みます)
僧帽筋がこる=僧帽筋を支配している運動神経が興奮している(働きすぎている) ということなんですね。
なぜ僧帽筋支配の運動神経が興奮しすぎるのか?という原因についてはまたの機会にお話ししたいと思いますので、今回は割愛。
僧帽筋を緩めるためには、僧帽筋を支配している運動神経の働きを抑えなきゃいけないということです。
どうやって??
その答えは「さする」なんです。
首とか肩を自分の手でスリスリ・・・さする。
さすると、僧帽筋が引き伸ばされます。(ストレッチされたような状態になります)
引き伸ばされると、僧帽筋は「あ、今引き伸ばされてる。あまり引き伸ばされると、損傷してしまうから、ちょっと緩めておくか」ということで、今まで働きすぎていた運動神経を抑え気味にします。この反射が起こることで、肩こりの原因の1つである僧帽筋の緊張が一時的に改善されます。
この反射を生理学用語で「1b抑制(イチビーよくせい)」とか「自原抑制(じげんよくせい)」と言います。
あぁ、肩こりでしんどいなぁ。でもすぐに治療行く時間もないしなぁ・・・という場合、首や肩を一カ所2分ほどさすってみてください。
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