多種多様
おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨夜は鍼灸ミーティングに参加していました。はり治療がめまいに及ぼす影響を検証しているチームのミーティングだったんですが、興味深いデータもあり、今のところ理解不明なデータもあり・・・しかし、ある程度の傾向も見えてきた、という状況で、最終的に面白い結果がでそうな雰囲気にワクワクしました。当院では最近、「雨が降る前に頭痛や吐き気が起こり困る」というような症状の患者さんが急増しています。そのような症状の根本原因は、耳の中にある三半規管です。三半規管は体のバランス感覚に関わる部分ですので、三半規管の不調=めまい なんです。はり治療がめまいに及ぼす影響がしっかりと検証・証明できれば、この雨降る前の体調不良の改善にも役立つと思っています。
「はり治療と一言で言っても・・・」
お知り合いの方からの依頼をいただきまして、10月にとある団体の方々に「はりきゅう治療とは」というような内容でお話しさせていただくことになっています。はりきゅう治療って、まだまだ一般的な治療ではなく、受けたことがある方も少ない・・・という現状を少しでも打破したい私にとって、今回の講演は非常に有難い場だと思っています。
しかし、はりきゅう治療と一言で言っても、その中身は実にバラバラ、多種多様。依頼主に「どんな話がいいですか?」とうかがったところ、「先生が話したい内容をぜひ!」という豪快なお返事をいただき 笑 未だ悩み中・・・あまりにも私の考えに傾きすぎた話も誤解や支障があるかもしれないし、かと言ってあまりにも一般的な鍼灸の話じゃつまらないし、只今絶妙なバランスを思案中です。
鍼灸のお話と言えば、有名なのが「松尾芭蕉さんの奥の細道」なんですね。奥の細道のお話の中で、松尾芭蕉さんが足三里というツボにお灸をした、という一文があるんです。
足三里といえば、胃腸症状の改善によく使われるツボで、松尾芭蕉さんは、旅で疲れた胃腸を改善し、体のメンテナンスをした。というのがツボを重要視しての治療を行う鍼灸師の考え方かと思います。
私はといえば、足三里は、ひざの少し下にあるツボで、そこは「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」という筋肉があります。前脛骨筋は足首を上にあげる筋肉で、歩くときに必ず使う筋肉なんです。松尾芭蕉さんは、長旅で疲れた足の筋肉をケアするために足三里にお灸をしたんじゃないか?と考えています。
まぁ、どちらが正しいのかは知りませんが、足三里のお灸ひとつとっても、ツボ重視、解剖学重視でこれくらい理由が違うわけです。
はりきゅうと一言で言っても、ほんとその中身は多種多様・・・あらためてそんなことを感じています。
それでは、皆さん、素敵な週末をお過ごしください!
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