ゾーン・フロー
おはようございます。めまい・不眠・パニック障害など、自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
先日日曜日に、トレラン(山走り)してきました。小雨が降っていましたが、シャワーのようで気持ちよかったです。山頂からは何の景色も見えませんでしたが 笑
「ゾーン・フロー」
スポーツ選手が大会で優勝した後のインタビューで「ゾーンに入った」なんてセリフを言っているのを聞かれたことはないでしょうか?
ゾーン・フローとは、「集中力が極限まで高まった状態」とか「極度の緊張とリラックスが共存した状態」と言われていて、最高のパフォーマンスが発揮できる状態と言われています。因みに、フローがそういう状態で、ゾーンはフローの一部で、「真の極限」だそうです。
そして、フロー状態は自分で作り出すことができるらしい・・・(らしいです)
その要素が「言葉・態度・思考・表情」です。
日本代表のサッカー選手が「目標はワールドカップ優勝」と公言したりするのも、本気で目指されているのはもちろんでしょうけど、自らフロー状態を作り出すための手段なのかもしれませんね。
先日の日曜日、私は息子が所属する地元少年サッカーチームの試合に行っていました。その日は主コーチが仕事の為お休みということで、私がコーチ代行をしていました。そして対戦相手は・・・めちゃくちゃ巧い強いチーム 笑 過去、何度か対戦していますが、毎回ボコボコにやられて全敗している相手です。点差以上に、もう技術力で完敗している相手です。
私は、サッカーは経験者ですが、コーチとしてはド素人。ボールの蹴り方はわかるけど、蹴り方を子供に伝えるのはド素人。というわけで、先週1週間で、野球監督の本、ラグビーコーチの本、チームスポーツのキャプテンの本など、コーチや監督、組織の中心人物がどんな考えを持ち、選手とどのように接し、どんなチーム作りをしているのか、10冊ほどの本を読みました。
その中にあったのが、「ゾーン・フロー」のお話だったんです。
ゾーン・フロー=極度の緊張とリラックスが共存した状態。と見たとき、真っ先に浮かんだのが、小学生時代の参観日でした。極度ではないけど参観日という緊張感と、教室で母親の顔を見たときの変な安心感。あのなんとも言えない妙な感覚、あれがフロー状態に近いんじゃないか?と。
子供たちのサッカーの試合は、多くの親御さんが応援に来られます。ということで、日曜日の試合は、ちょっと親御さんの力を借りることにしました。
試合前のミーティングで、戦術的な約束事を2つ伝え、最後に「今日は、自分たちの為じゃなくて、見に来てくれているお父さんお母さんを感動させる試合をしようぜっ!」と伝えたんです。「お父さんお母さんが感動するのは勝つからじゃないよ。最後まであきらめず一生懸命走る姿とか、巧い相手に頑張ってくらいついていく姿に感動するんだよ」という話をしました。正直、少年サッカーにおいて勝ち負けは2の次だと私は思っていますが、この日に限っては「今まで全敗の相手に今日は絶対勝つ!」と子供たちにはハッパをかけて試合に送り出しました。
するとね~、まぁ、子供たちが頑張る頑張る。伝えてた戦術を全員がやろうとしてくれているのがはっきりわかる。ドリブルで相手に抜かれても必死にカバーに戻っている。
もっと印象的だったのが、ベンチメンバーで、普段からあまりサッカーに積極的でない子がいるんですけど、その子が、が、
給水タイムになった時に、友達の水筒をもっていってあげて、最後まで片づけをしてくれていました。思わず「ありがとう」と声をかけたんですけど、試合にでていないメンバーもしっかりと戦ってくれていました。
試合は両チーム無得点のまま、緊迫した状況が続き、ラスト5分。相手チームのメンバー交代に私が対応することができず、猛攻を受けました。ボコボコにシュートを打たれました。でも、この日の子供たちはすごかった。最後まで相手に体を寄せようとしている。それがプレッシャーとなったのか、ことごとく相手がシュートミス。私の経験不足知識不足で招いたピンチを、子供たちが頑張ってくれて、結局、0-0の引き分けで試合が終わりました。
これがゾーン・フロー状態なのか??今まで全敗していた相手に堂々と戦えた。ベンチから見ていて感動で涙がでそうな試合でした。
ゾーン・フローとは、精神論ではなく、確かに有る。この日、私はそんな光景を見た気がします。
もう少し知識を学び、今後に生かせるようにしてみたいですね。
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