起立性調節障害
おはようございます。めまい・立ちくらみ・倦怠感など、自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨夜、とあるオンライン勉強会に参加していました。人材育成についての素晴らしい考え方を教えていただき、感動しました。早速今日からやってみようと思ってます。
「起立性調節障害」
先日、ご紹介で起立性調節障害の患者さんが来院されました。当院のHPもご覧いただいたとのことで、ここでもう一度起立性調節障害についてご紹介&私の考えをお伝えさせていただこうと思います。
起立性調節障害は、小学生~高校生くらいのお子さんに多く、朝起きられない・めまい感・頭痛・集中力低下・倦怠感など、色々な体の不調がみられる疾患です。その原因は、低血圧・それによる脳血流量低下だといわれています。体の不調は朝にひどく、お昼ごろから夕方にかけて改善していく場合が多いです。病院に行くと、血圧を上げるための薬が処方されることが多いです。
と、起立性調節障害の概要はこんな感じです。
ここからは私の考えです。
まず、これまで起立性調節障害のお子さんを治療させていただいてきて、この疾患は、低血圧が原因ではないと考えています。血圧がまずまずの数値であっても症状がひどいお子さんもいらっしゃいましたし、血圧が低くても、軽度の場合もありました。一概に「血圧=症状」とは言い切れないと感じています。
私は、この疾患の原因は「平衡感覚失調(バランス感覚失調)」だと考えています。
耳の中にある三半規管の不調により、バランス感覚が乱れる→ふらつき・めまいの自覚症状があらわれる(めまいやふらつきは自覚しにくい症状ですので、この自覚がない場合もあります)ふらつき・めまいは、色々な「自律神経反射」を引き起こすので、集中力低下や倦怠感、などの症状があらわれる。
起立性調節障害のお子さんとお話しすると、「車酔いしやすい」「朝礼中に倒れたことがある」「閉所恐怖症」の場合がほとんどなんです。これらはすべて「平衡感覚失調(バランス感覚失調)」の症状なんです。
私の治療では、三半規管の状態を改善するため、耳たぶの際に鍼をします。(痛くないですよ)
そして、ご希望される方にはローラー鍼を購入していただき、ご自宅でも耳たぶの際の皮膚刺激をしていただいています。
ただ、この疾患、私も疑問に思うことがありまして、なぜ朝の症状がひどく、午後から夜にかけて改善していくのか?その1点が不明です。
薬で改善する場合はよいのですが、なかなか改善しない場合も多い疾患ですので、「ほかに何か治療はないのか?」とお探しの方は、一度ご相談ください。
「起立性調節障害」には「はり治療」
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