自信満々から反省へ
おはようございます!今朝、祭りの幟立てに行ってきました、白浜町「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
10月に入り、播州秋祭りシーズンがやってきましたね!
さてさて、昨夜は「鍼灸 反応点治療研究会」で神戸三宮に行ってきました。昨夜は、私「症例報告」をさせていただきました。
こんな症状の患者さんが来院されて、こんな風に考えて、こんな治療を行ったら、こんな結果になりました。という報告をし、参加されている先生方で、議論するということを行っています。
私は「不随意運動(手の振戦)と内耳の炎症」をテーマに症例を報告させていただきました。
指の震えがとまらない。という症状に対して、耳の中の前庭という部分に炎症が起こる→その情報が「前庭神経核」という部分に伝わり、前庭脊髄路を通り、脊髄前角に伝達。そこで特定された運動神経が興奮し、その結果、指の振戦が発症した。と考え、治療を行ったお話をさせていただきました。
正直に申しますと、この症状に対しての治療理論には、自信を持っていました。治療後には症状が改善したこともあり、自信満々でした・・・
しかし・・・
参加者の方から「内耳の炎症が主要因なら、1回の治療で症状が改善するとは考えにくい」「内耳の炎症も要因の1つである可能性は高いが、それ以外の要素もあるのではないか?」というアドバイスをいただき、確かにそうだなぁと思いました。
そして、師匠からは、「考え方は間違っていないが、裏付けをとる意識を持ってほしい」というアドバイスをいただきました。
今回の症例の場合ですと、・触診での変化・振戦具合の変化・内耳炎症の影響を確かめるための「眼振」確認の3つを確認することで、振戦と内耳炎症との因果関係の有無を証明できたのではないか?というアドバイスをいただきました。
「鍼灸治療を行った。症状が改善した。良かった。」治療家として、これではダメだなぁと日頃から思っています。「なぜ良くなったのか?」が明確になっていないと、再現性がないからです。どんな考え方で治療を行ったのか?がすごく大切だと考えています。ただ・・・その裏付けをとるという意識が私には欠けていたんだなぁと、反省しました。
今日から、その意識を持って治療にのぞみたいと思います!!
昨夜は、貴重な体験をさせていただき、感謝です。
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