触診でわかることもある
2017/03/31
こんにちは今日は、予約がのんびりな「かずひら鍼灸院」吉田和平です。スタッフは、倉庫の片づけ、カルテの整理をしてくれています。私は、色々雑用をするふりをしながらコーヒーブレイク中・・・冷たい視線を感じます
今日は症状の自覚というお話です。
例えば、「痛み」
1の痛みだと「これは痛みだ」と自覚する人もいれば、3の痛みじゃないと痛みだと自覚しない人もいます。これは、閾値(いきち)という痛みを認識するレベルが人それぞれ違うからだと考えられます。
患者さんの訴えを聞くことは絶対大切ですが、その訴えだけを頼りに治療を行うのは危険なんですね。「患者さんが痛いというから、痛み止めを処方した。眠れないと言うから睡眠薬を処方した・・・と、いつの間にか多剤治療に陥る可能性があります)
訴え以外の客観的な評価(診るポイント)が必要なんですね。
私の場合、患者さんの訴えを聞く以外に、例えば、APS(最高に痛いを10として、今どれくらいの痛みがでているか?とか、痛みの度合いを長さで表していただくとか)やROM(関節の動く範囲を計測し、改善具合を確かめる)MMT(カンタンな筋力テスト)等を用いることが多いです。
そして、それらと同じくらい重要視しているのが「触診」なんです。
な~んや、触診か。そんなの本当にあてになるのか?と言われそうですが・・・
確かに、触診で病名までわかるかと言えば、それはなかなか難しいです。でも触診からわかることも多いです。
今年に入ってからのお話ですが、「お腹が痛くて、病院で検査を受けたけど、異常なしと言われた。でも2・3日経ってもまだ痛む」という患者さんが来院されました。
お腹を触診すると、「かなり悪い感じ」を受けました。急性炎症が起きているようでしたので、再度病院に行くことをお伝えしたんです。
結局、その方は、胆石による急性炎症が起きていて、即手術となったんです。後日、元気な姿を見せてくださいました。
と、こんな風に、血液検査ではわからないことが、触診でわかる場合もあるんです。
私は、この触診を使って治療をすすめていきます。
先ほどの例は、少々異例のケースですが、意外なところに痛みの原因が潜んでいることもありますので、「病院で検査受けても異常なしと言われるばかり」「色々治療を試してもなかなか良くならない」という方は、ぜひ一度私の治療をお試しください。
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☎0120-143-552 かずひら鍼灸院
※初診は1時間から1時間半お時間頂きます。