気分の沈み
2017/03/31
おはようございます昨夜、散歩に出かけた吉田和平です。予想以上の寒さに、すぐに帰宅する事態となりました今日も寒い1日となるようですね。皆さん、体調にはくれぐれもお気を付けください。
さて、昨日、患者さんから質問をいただきました。
「精神的な浮き沈みって、はりでどうにかできないんですか?」と。
症状の1つとして、気分の浮き沈みが現れる病気もたくさんあります。
「あ~、何もやる気が起こらない。今、気分が沈んでいるなぁ」と自分自身でわかっていても、どうすることもできない。これも患者さんの苦しみの原因となっているのではないか?と感じます。
鍼灸では、「ここにはりをしたら気分が良くなる」というような便利なツボはありません。
(はりをすると、エンドルフィンという物質が脳内で分泌されますので、それによるリラックス効果はありますが・・・)
やる気を出させる物質で、代表的なものは「ノルアドレナリン」と「ドーパミン」ですが、鍼灸をして、これらの物質を適量分泌させることも、難しい、いや、ほぼ不可能だと思います。
これらは、現段階では、薬で分泌調整をするのが最も確実で有効な手段ではないかと思います。
じゃぁ、鍼灸治療って役に立たないのでは?ということなんですが・・・
鍼灸は、自律神経の反射を利用した治療法です。
局所的にバランスを崩している自律神経機能を調節することができます。
そして、それをすることで、筋肉の過緊張を改善したり、内臓の働きを改善したりすることができます。
「症状」には大きく分けて2種類あります。
身体的症状と精神的症状。
この2つは、全く別物ではありません。1つの体内で起こる症状ですので、お互いに影響し合っています。
体の調子が悪ければ、気分が落ち込む。
気分が落ち込めば、体の具合もすぐれない。
この悪循環は珍しいことではありません。
ストレス社会と言われる現代、体の手入れは昔以上に重要になっているのかもしれません。
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