冷え性の本当の原因
2017/03/31
おはようございます先週、ランニングをしていたら小学生に「かっこいい~」と言われ、調子に乗ってスピードを上げたらお尻がツッた吉田和平です。今となっては、かっこいい~が私のことだったのか????不明です。
昨日は、鍼灸勉強会にて、自律神経について学んできました。
自律神経の働きを一言で言えば、「体内環境を一定に保つこと」です。
寒い冬でも暑い夏でも、体内温度が約37℃に保たれるのは自律神経が働いているからです。
運動して、ハァハァと呼吸が速くなるのは、自律神経が働き、血中酸素濃度を高めようとするからです。
これらの働きは、すべて「生命維持」に関わっています。
つまり、自律神経は「局所的に働く生命維持装置」なんです。
さてさて、話は少し変わりますが、冷え性にもこの自律神経は関わっています。
先ほど書きましたが、人間は恒温生物です。(小学校の理科の授業を思い出しますね~。カエルは外部温度により体温が変わる変温動物ですね)人間の体温は約37℃で保たれていますね。
ではなぜ足先や手先が冷たく感じるのでしょうか?
これは、皮膚近くの血流量が関係していると考えられます。
皮膚は感覚が非常に敏感な組織です。
足先や手先を流れる血液の量が減ると、冷えを感じるんです。
ではでは、なぜ、一部皮膚を流れる血液量が減ったりするのか?
それは、体内の一部分に起こった「炎症」が原因です。
例えば、鼻炎や花粉症。
鼻の中に炎症が起こりますよね。
炎症は熱を持ちます。その熱を逃がすために、頬の皮膚近くの血管を広げ、そこから放熱します。なので、花粉症がひどい方って、顔が紅くなるんです。
当然、頬の皮膚近くの血管には、いつも以上に血液が集まっています。
すると、手先や足先の皮膚表面を流れる血液量が減るんです。
これが冷え症の原因です。
因みに、顔が火照って、手足が冷える。これって、更年期障害の代表的な症状ですね。
実は、ホルモンバランスが乱れて・・・という原因ではなく、自律神経の働きにより、こういった症状があらわれるんですね。
冷え性改善には、手足を温めることも重要ですが、体内の炎症を改善することも大切なんですよ。
(もちろん、鍼灸で治療できますよ)
と、日記を書いていたらもうこんな時間。
ではでは、治療してきます。
今週も素敵な1週間でありますように。
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