治りかけの時の運動やストレッチ
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
5月末に学術大会に参加するため名古屋へ行く予定です。と言うことで、昨夜新幹線のチケットを予約しようとしていたら・・・学術大会は5月末ではなく6月初めだったことに気づきました。おぉ~、危ない危ない、5月末で新幹線のチケット取るところでした。私、予定を1週間間違えることが時々あります。鍼灸学生だった頃、夏休みも終わって今日から授業だ!と思って学校に行ったら「来週からです」ということもありました・・・
さてさて、話はかわりまして、今日は「ストレッチや体操も要注意」というお話をしてみたいと思います。
よくあるお話なんですが、例えば、治療して腰の痛みもちょっと治まってきたから、軽~い体操をしてみたら、その直後から痛みが増してきた・・・
なぜこんなことが起こるのか?
以前この日記でお話しましたが、そもそも筋肉の緊張(硬さ)は明確な痛みとはなりにくく、こり感や重だるさ、つっぱり感のように自覚します。筋肉の緊張がある状態で、何らかの動作をした際に筋膜のゆがみが起こると、激しい痛みになると考えられます。(ぎっくり腰とか首の寝違いなどが典型例かと思います)これは、筋膜に機械刺激受容器というセンサーがたくさん付いていて、筋膜のゆがみを痛みの信号として脳に伝える仕組みがあるからです。
痛みは、筋肉の緊張+筋膜のゆがみ。という足し算により起こるんですね。
では、そのようなときの治療はと言いますと、引き算で考える。
ぎっくり腰や寝違いの時のような、激しい痛みの治療では、まず「筋膜のゆがみ」を改善することが第一です。筋膜のゆがみが改善されると、動作時の激しい痛みも改善されるからです。
ぎっくり腰の際、何回か治療をして「痛みが改善された」「背筋を伸ばせるようになった」という状況は、この筋膜のゆがみが改善されつつある状態です。
しかし、もともとあったと考えられる「筋肉の緊張」が改善されたわけではありません。ですので、痛みの改善・消失=完治 ではないんですね。
痛みが改善されつつある状態で、運動やストレッチを行うと、再び筋膜のゆがみが起こり、激しい痛みの再発という可能性もあります。運動やストレッチで、さらに状態が良くなるという場合ももちろんありますが、その見極めはなかなか難しいんですね。ですので、治りかけの時は、あまり無理なさらず、特にストレッチや運動は避けて頂いた方が無難かと思います。治療の中で状態をみさせていただき、「このストレッチなら大丈夫」とか「こういう運動くらいなら大丈夫」というものはお伝えもさせていただきます。
「痛みの改善・消失=完治ではない」ということにくれぐれもお気を付けください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
気が付けばGW目前ですね!
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