何が言いたいのかわからなくなった日記
こんにちは。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今日は、妻である恭子先生の誕生日。
というわけで、私、プレゼントを用意いたしました。
ちゃんと?手紙もつけました。「また会える日を楽しみにしております」って、毎日顔あわせてますやん!というツッコミを期待していましたが、ダダ滑りました・・・プレゼントを用意した私に息子(中3)が「お父さんでもそういうことするんや!?」と言ってきたんですが、「お父さんでも」の「でも」がとんでもなく気になります。
さてさて、話は変わりまして。
今度、初めて症例報告を行う鍼灸師の方のお手伝いをすることになりました。(症例報告=こんな症状の患者さんにこういう考えでこんな治療をしたらこんな結果になりました。そこから考えられることは〇〇□□で・・・というような発表です)なぜそうなったのかというお話は省きますが、症例発表は私も何回か経験がありますが、何回やってもなかなか難しいものなんです。私もまだまだできていなくて、自分の症例発表も満足にできないのに、他人のお手伝いなんて・・・と一瞬思ったのですが、これも勉強になるかと思い、引き受けました。
症例報告を行った際、よくあるツッコミ(私も師匠から何回か言われました)が「それ、本当にはり治療で症状改善したの?なぜそう言い切れるの?ただの自己満足じゃないの?」ということなんですね。
言われる側としては「厳しいツッコミだなぁ」とは思うのですが、その反面、確かに、「はり治療で良くなった」と言い切るのは意外と難しいんです。
これは、症例発表に限った話ではなく、例えば、はり治療のユーチューブ動画などにも当てはまる話だと思うんです。
例えば、肩関節の動かせる範囲が狭くなっている患者さんに、はりをする前に肩関節を挙げてもらうとします。患者さんが「ここまでしか挙げられません」と言う。その後、2~5カ所ほどササっとはりをする。もう一度肩を挙げていただくと・・・あら不思議、先ほどより挙がるじゃないですか!
と、こういう動画って、結構ありますよね。ユーチューブだけじゃなく、TVでやってたりもします。
おぉ~、はりってすごいんだな!となりますよね。
私も鍼灸師なので、これははりの効果なんだ。はりってすごいんだと言いたい。
でも、実は、上記の肩関節の動きの場合、必ずしも鍼の効果だとは言えないんです。
なぜなら、はりをする前にどこまで肩を挙げられるのかを確認するために、一度肩を動かしていますよね。それにより、肩周辺の筋肉が動きやすくなった可能性があります。試しに、やってみてください、肩関節を挙げる動作、1回目より2回目の方が挙げやすい、もしくは上まで挙がると思います。筋肉は動かすことで柔軟性がでますので、当然の結果なんです。
というような、「はり以外の要因」が影響している可能性があるので、必ずしもはりの効果だとは言えないんです。
話を症例報告に戻しまして。
症例報告でも「これははりの効果です」と言い切るのはなかなか難しい。難しいのですが、強いて言えば、3つの基準で症状変化を観察すれば、はりの効果なのか、それ以外の要因なのかが見えてくる。と私は教えて頂きました。
①患者さんが自覚している痛みの度合い ②関節可動域(関節を動かせる角度) ③筋硬度(測定機器が必要ですが)こんな感じで3つの基準で症状を観察すると、その3つに相関関係があるのかないのか、はりの効果と言えるのか言えないのか、などが見えてくると。
ただ、3つの基準で観察することは、色々な意味でかなり難しい。そして、どういう目的で基準3つを選ぶのかも難しい。なので、「これははりの効果だ」と言い切るのは難しいんですね。
今日のお話は、あくまで症例報告でのはりの効果、研究でのはりの効果、をいかに証明するかというお話であって、普段の臨床(治療)では、はりであろうが、灸であろうが、当院の場合超音波であろうが、あん摩マッサージであろうが、患者さんの症状が改善し、患者さんが「あぁ~、楽になった」と感じていただければそれでOKなんじゃないかとも思います。アカン、夢中で文章書いてたら何が言いたいのかわからなくなってきました・・・が、自分の行っている治療について振り返ってみることも大事なんだと思うわけです、で、そのきっかけが症例報告だったりするわけなんです。だから、症例報告って準備も大変だし、大変な準備をして発表しても、絶対厳しいツッコミがあるし、でもそれでいいんだということです。と自分に言い聞かせて 笑
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