首肩を緩める=めまい改善?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
時々、何かの振込用紙が届くのですが、かなりの確率で振込を忘れます・・・昨夜も、慌ててマラソン大会の参加費を振込ました。一つ振り込んだと思ったら、新たな振込用紙が届きまして、所属している鍼灸学会の年会費だそうで、こちらは振込期限が9月ですって・・・絶対忘れるやつやん!!
さてさて、話はかわりまして。
今日は、めまいと首肩コリの関係についてお話してみようと思います。
めまいの原因は数多くありますので、今回のめまいは耳の中の三半規管の不調によるめまいと仮定します。いわゆる「特に原因が見当たらないめまい」だと思ってください。
三半規管の不調とは、恐らくむくみや炎症だと考えています。それらがなぜ起こるのか?これも恐らくですが、ウィルス感染が原因となっているのではないかと考えています。(鼻と耳は耳管という通り道でつながっていますので、鼻から侵入したウィルスが耳の中に波及し、炎症やむくみがおこる)
三半規管に起きた炎症やむくみは、反射により首肩周辺の筋肉を硬くします。これにより首肩コリ、時に頭痛などが起こると考えられます。ですので、めまいと首肩こりの両方を訴える患者様は多いんです。
ここで「じゃぁ、首肩こりの治療をしたら、めまいが改善するんじゃないか。血流もよくなるしね」と考えるのは、大きな間違いだと私は考えています。なぜなら、首肩コリの治療と三半規管への治療は全く別物だからです。
私が携わっているめまい研究では、首肩の筋肉に一切触れずとも、三半規管に対する刺激を行うことで、体の揺れが有意に改善されるという結果を証明しています。(5月に仙台での学術大会で発表いたします)首肩コリが改善したからではなく、首肩周辺の血流が改善したからでもなく、三半規管にうまく影響を与えたからなんです。
めまいに対して、首肩の筋肉を緩めることがムダと言っているわけではありません。現に、めまいと首肩こりの両方を訴える患者様には、私も首肩の治療は行います。しかし、首肩の筋肉を緩める=めまいの改善 ではないということです。それとは別に三半規管へのアプローチが必要となるんです。
そして、突発的(一時的な)めまいですと、1,2回の治療で解消してしまうこともありますが、慢性的なめまいになりますと、改善には時間を要する場合が多いです。耳の中(三半規管)は非常に代謝が遅い部分であり、それだけむくみや炎症の改善に時間がかかるんです。残念ながら、「私の治療でめまいがパッと治る」なんてことは言えませんが、徐々に改善していける可能性はありますし、めまいについて多少は詳しくわかりやすくご説明もできますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
今日も1日お元気で!!
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