隣には絶対影響しないんですって
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日、ちょっと買い物があって姫路駅前の山陽百貨店に行きました。地下の「おこわ」のお店、いつみても美味しそうなんですよね~。しかし、昨日はそれが目的ではなかったのと、その後の予定がせまっていたので、滞在時間10分で帰宅しました。次こそは、おこわ買うぞ!
さてさて、話は変わりまして・・・
昨日は鍼灸専門学校での外部講師の日でした。学生さんの実技練習をサポートしていました。
学生さんから「ここにはりをしても、こっち(少し横にズレた部位)が良くならない場合は、そこにはりをした方が良いのですか?」という質問をいただいたんです。答えは「はい、その通りです」なんですが、ここでちょっと考えていただきたいのが「なんでその通りなのか?」ということなんです。
神経は、電線と同じです。つながっている部分にしか作用しません。Aという場所から発信された電気信号をBという場所に伝えるだけです。Cという場所には伝わりませんし、伝えている途中に信号の種類がや大きさが変わることもありません。
ですので、はりをした刺激がAという部分には作用するけど、Bという部分には作用しない。Bに作用させたいのであれば、それに合わせた部分にはりをする必要がある。ということなんですね。
この話を「症状」で考えてみると・・・頭痛・肩こり・めまい・眠りにくい・・・これは自律神経失調症ですね。ということではなく、神経はつながっている部分にしか作用しないわけですので、恐らく頭痛にはその原因があり、肩こりにも原因があり・・・という風にひとつずつ分解して考えることが大事なんだと思います。自律神経だって、なんら特別な構造をしているわけでなく、「電線」の役割であることに変わりはありませんので。
因みに、神経の情報伝導(ひとつの神経細胞内を電気信号が伝わっていくこと)には「絶縁性伝導」という決まりがあります。神経って、細い線維が何本も束になっているんですが、1本の神経の興奮は、絶対に隣の神経に影響は与えないんです。こういう法則があるんです。(隣の神経に興奮が伝わるようなことが起これば、そりゃ大変です。たぶん、おしっこしたら涙があふれたとか、食事したら動悸がおさまらなくなるとか、そんな異常が起こるとんじゃないかと)
さすがに昨日は授業中だったので、おしっこの話までは学生さんにはしませんでしたが、自分が刺したはりがどういう仕組みで人体に影響を与えるのかを考えていただきました。
それにしても、神経は絶対に隣の神経には影響を及ぼさないのに、夫婦間ではなぜこうもイライラがすぐに伝わるのか・・・不思議で仕方がない!夫婦間にも絶縁性伝導が欲しいです。(いや、特に夫婦間で何があったわけでもなく、至って通常運転でございますよ)
それでは今日はこのあたりで失礼します。午後からもうひと頑張り!
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