かずひら鍼灸院

姫路 ダイエット はりきゅう かずひら鍼灸院

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エビデンス(根拠)がないから効かない治療なのか

   

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日の日曜日は姫路城マラソンでしたね。私は走ってないのですが、今回初マラソンに挑戦した友人から、無事完走&目標タイム達成したという嬉しい連絡をもらいました。後半地獄やったけど・・・だそうです 笑

 

さてさて話は変わりまして・・・

今日は「エビデンス」のお話をしてみようと思います。

治療におけるエビデンスとは「治療の科学的根拠」のことです。

試験や調査など研究結果から導かれた科学的裏付けのことなんですね。

はりきゅう治療はエビデンスに乏しい…な~んてよく言われますが、私が持っている本に、慢性の痛みに対しての治療法の関する研究や論文を精査し、そのエビデンスや推奨度をまとめた本があります。疼痛学会やペンクリニック学会、鍼灸学会など10団体により作られた本だそうです。それを見ると、意外とよく行われている治療が「推奨度 弱」とか「エビデンス総括 低」になっています。

例えば、腰痛時のコルセット。これは「推奨なし」で「エビデンス総括 低」となっています。腰椎椎間板ステロイド薬注入は「推奨度 弱」で「エビデンス総括 低」となっています。

因みに、慢性片頭痛に対してのはりきゅう治療は、「推奨度 弱」で「エビデンス総括 低」となっています。内服薬と比較しはりきゅう治療による有意な予防効果を認めたが、プラセボ効果が生じた可能性が考慮されるため。という解説がなされています。

この本を見ていると、よくある治療法も、科学的根拠に乏しいのか・・・とか、効くかどうかわからないのか・・・と落胆しそうになるのですが、エビデンス総括が低い=ダメな治療 無駄な治療 というわけではないんです。

この本には、推奨度やエビデンス総括がなぜ、そのような評価になっているのか?という解説が記載されています。そこが重要だということも記載されています。

そもそもの論文数が少なく、評価が難しい。有効性は認められるものの、他の因子が影響した可能性を除外しきれない。罹患歴により、有効性に差がある。などなど、様々な理由で、「効果は認められるが、エビデンス総括は低い」という場合がかなりあります。

生理学や解剖学など、体の仕組みから逸脱した治療法や健康法は良くないと思いますが、エビデンスが低いからダメというわけでもないんですね。

今は、インターネットで医療情報が簡単に調べられる時代ですので、皆さんも、自分が受けている治療についてや、今後試してみたい治療について調べてみるのも良いかと思います。そこでわからないことや不安などがでてくることもあると思いますので、それをお医者さんや鍼灸師にたずねてみて、どんどん治療者とコミュニケーションをとっていただいたらいいのではないかと思います。それが信頼関係につながるのかなと。

それでは、今日はこのあたりで失礼します。

連休明け、今日は火曜日ですよ。お間違えなく。

 

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