飲酒にまつわる誤解
おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨夜、めまい研究のオンラインミーティングに参加していました。はりきゅう治療が平衡感覚失調(めまい)に有効であることを科学的に証明するため、チームを作って実験&分析を行っています。先日届いた学術誌にも、別チームの研究が紹介されていました。もっともっとめまいの研究が進めば、原因不明の体調不良の改善も期待できるのではないかと思っています。
さてさて、話は変わりまして・・・
11月も終盤、そろそろ忘年会シーズンですね。
先日、厚生労働省が、「純アルコール量」で健康へのリスクを示した「飲酒ガイドライン」の案を、専門家で作る検討会で取りまとめました。
それによりますと、生活習慣病リスクを高める飲酒量は、純アルコール量で、1日で男性40g以上、女性20g以上、摂取した場合だそうです。アルコール度数5%のビールだと、500mlで純アルコール20gになります。
この量を多いと考えるか、少ないと考えるかはさておき、飲酒にまつわる誤解を今日はお話してみたいと思います。
まずは「飲酒時に水を飲めば、酔いにくい」
実は、そんなことはないんです。お酒と一緒に水を飲めば、血中アルコール濃度が下がるから酔いにくい、というような情報もありますが、科学的には証明されていないようです。
次に「飲酒後に水をたくさん飲めばアルコール分解が早まる」
これも誤解なんですね。確かに、体内のアルコールは尿や汗からも排泄されます。が・・・ごくごく僅かです。アルコールの大部分は肝臓で分解されるため、水分をたくさんとったからといっえ、分解が早まることはありません。
ここ数年、アルコール性肝疾患での死亡者数が増加しています。その反面、日本全体でのアルコール消費量は減っています。ここから言えることは、飲む人と飲まない人の差が拡がっているということですね。(一部の多量飲酒者のアルコール消費量が増えているという分析があります)
と、なかなか深刻な状況もあるようですが、あくまで飲みすぎず、適量で楽しみましょうということだと思います。
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