お灸は免疫を上げるのか?
おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
先日、「無になる重要性」をとある方に教えていただきました。その方曰はく、無になると感謝の気持ちが生まれると。で、昨日・今日と早朝ランニングついでに、近所の神社にお参りに行ってみたんです。無になるために。いや~、無になるって難しいもんですね。お参りしながら、おなか減ったなぁとか、コーヒー飲みたいなぁとか、もうすぐ祭りだなぁとか、今日はあの患者さんが来られるなとか、今夜の勉強会の場所は・・・とか、もう色々なことを考えてしまう。そもそも、無になろうと思ってなれるものじゃないのかもしれませんね。ただ、早朝の神社はやっぱり清々しいので、しばらくの間続けていようと思います!
さてさて、話は変わりまして・・・
今日は「お灸」のお話です。
最近、またまたまたまたコロナ感染が拡大していますね。もう勘弁してほしい!という話は置いておいて、はりきゅうは体の免疫を上げる、ということはよく言われています。「コロナ予防」にという言葉も時々見かけます。これは真実なのか?ということを考えてみたいと思います。
結論から言いますと、「はっきりしたことは言えない」です。でも、「可能性」はあるんじゃないかと考えられます。
あっ、今日お話しすることは、あくまで私個人の考えや意見、そして、私の知識の範囲内でのお話ですので、この内容がすべてではありませんし、正解なわけでもありません。
まず、はっきりしたことが言えない理由としまして、①コロナウィルスについて不明な点が多すぎること②お灸の熱が体内にどのように伝わっているのかが不明であること。この2点が挙げられます。②のお灸の熱は、確かにお灸の燃焼温度ははっきりとわかっていますが、その熱が、体の深部まで伝わっているのか?伝わっていないのか?どれくらいの深さまで伝わっているのか?例えば皮下10㎜ではどれくらいの温度で伝わっているのか?などがはっきりとわかっていないんです。
その上で、お灸が免疫に与える影響をお話いたしますと・・・
白血球の1つに「マクロファージ」という細胞があります。マクロファージの主な働きは貪食(どんしょく)と言って、外部から体内に侵入してきた細菌やウィルスを食べることなんです。このマクロファージの表面にはTRPM2という通行口のようなものが出現します。TRPM2は、通常47℃の熱で活性化するのですが、細菌やウィルスを食べている時は37℃で活性化することがわかっています。風邪をひいたときに体温が上がるのは、このマクロファージの働きを活性化する目的もあるんですね。
お灸の熱刺激で、このマクロファージの働きを活性化できるとすれば、それは、免疫力の向上につながるというわけですね。
まぁ、そこは、最初にお話しした通り、現時点では可能性のお話となってしまいますが。
ただ、お灸の効果は、これだけに限らず、お灸の熱で皮膚刺激をすることで、内臓の血管を拡げたり、内臓筋肉を緩めたりと、血液循環や内臓の働きに影響を及ぼします。それにより体調を整えることができます。
鍼灸は、こういった免疫力向上、体調管理にも役立つ可能性があるんですね。
それでは今日も1日お元気で。
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