寒い時期の肩こり
おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今日から天気が崩れるようですね。雨に日の外出が億劫でなくなるように、お気に入りの傘を買おうと思いながら早2年・・・今年こそは!!
話は変わりまして・・・
今日は、「筋肉のコリと内臓」というお話をしたいと思います。(過去に何度か日記に書いています)
寒くなると、ギューと力が入るから肩こりがひどくなる。というようなことを患者さんがよくおっしゃいます。
確かに、私もそんな経験があります。寒くて肩に力が入って、しかもハイネックの服を着たり、マフラーを巻いたりして圧迫感もある。
しかし!人間は恒温動物です。外気温によって体温(深部温=体の奥の温度)は変化しません。外気温によって筋肉の長さや張力が変わることもありません。寒さが原因で肩がこるということは現実にはあり得ないことなんですね。
でも、やっぱり寒いと肩がこる感覚がある。その原因は一体??
ここからはいくつか考えられる原因の内の一つをお話いたします。
人間には「内臓ー体性反射」という反射が備わっています。
例えば、空気を吸い込むと、酸素以外に空気中のウィルスや細菌、ほこりなども鼻の中に入ります。それらが体内に侵入しないように、鼻粘膜がフィルター役をしているんですね。ですので、鼻粘膜にはそれらが付着します。すると、鼻粘膜に炎症が起こる場合があります。小さい炎症なら、自覚症状は無いか、あったとしても、ちょっと鼻がムズムズするとか、若干鼻水がでる程度です。しかし、鼻粘膜に起きた炎症は、自律神経(交感神経)を介した反射を起こし、その結果、頭を覆っている筋肉を硬くしたり、首や肩の筋肉を硬くしたりします。
冬は空気が乾燥していますので、鼻粘膜に付着するウィルスや細菌の数も多くなるかと思います。
これが、寒い時期に肩こりがひどくなる原因の一つです。
手洗いやうがい、マスク着用は、実は肩こり予防にもある程度役立つと考えられます。
そして、硬くなった肩の筋肉を自分でほぐすには「動かすこと」が大事です。
硬くなった筋肉は、何度か伸び縮みをさせると、ほぐれます(その時だけですが)長時間のデスクワーク等の間に、肩を何度かグルグル回したり、首を回したりしていただくだけでも、こり具合は多少は軽減されるかと思います。ぜひやってみてください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
朝からホット麦茶が美味しい!!←独り言
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