自律神経のことTVで見たんですけど
おはようございます。めまい・立ちくらみ・不眠など、自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日は、習慣となりつつある休日早朝トレラン(山走り)をしていました。
朝日が疲れた体を癒してくれましたね~。下道も含めてですが、14㎞強を走りました。
「自律神経が乱れているから?」
先日、来院された患者さんが「昨日TVで自律神経のことをやっていたんです。ストレスが原因で自律神経が乱れて、症状が起こるって言ってました。私も思い当たる節があるんですけど、やっぱりストレスが原因なんでしょうか?」とおっしゃいました。
コロナ禍によるストレス、季節の変わり目、異常気象などなどで、自律神経が取り上げられることも増えているかと思います。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経でできていて、交感神経は体が興奮した時に働く神経で、副交感神経は体がリラックスした時に働く神経だとよく言われます。
そして、症状の多くは交感神経の働きすぎが原因なので、副交感神経を働かせるために、体をリラックスさせましょう。そのためには、半身浴や軽い運動が効果的です。みたいなことが言われます。
これは、すごく大雑把な自律神経のイメージ像なんです。実際の自律神経の働きそうではありません。
体の緊張や精神的ストレス=交感神経が働きすぎる。この構図が違います。
自律神経は、体の局所局所で働く神経です。顔の部分での自律神経(交感神経)の働きと、胸の部分での自律神経(交感神経)の働きは全く別々なんです。もっと言えば、顔部分でも、眼と鼻では別々に働いています。
なので、ストレス=交感神経興奮というのは、大雑把なイメージであって、実際にはそうではありません。
リラックスのために軽い運動をした時、個人差はあると思いますが、「あぁ、気持ちいいな」と感じたとします。精神的にリラックスしているので、副交感神経が働いているはずですが、しかし、軽い運動をすると、当然、心拍数は平時よりも上がります。心拍数を上げるのは交感神経の働きです。この場合、精神的リラックスしていても心臓部分ではちゃんと交感神経が働き、必要程度、心拍数を上げているんですね。
このように、自律神経は、体全体で働くのではなく、局所の調整を行っている神経なんです。
確かに、ストレスや精神的なショックは、症状発症のキッカケになるかもしれません。しかし、あくまでもキッカケであり、根本原因は別にあると私は考えています。
患者さんは、ご自身の症状やそれに関わるような情報が気になるのは、すごく自然なことだと思います。私の知っている範囲であれば、お話しできることもあるかと思いますので、気になった情報などございましたら、世間話程度に話を振っていただけたらと思います。
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