特殊じゃないし、複雑じゃない
おはようございます。定額制治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。症状がひどいときだけ治療する、という考え方から、定期的に予防も含めた治療をして、ひどい症状がでない体を作る。という考え方へシフトチェンジしています。
「自律神経」
先日の日曜日に、鍼灸治療の講習会を開催いたしました。午後からの実技講習会で、鍼灸学生から質問を受けました。
「自律神経って、色々な部分に伸びていますよね?」と。
そうなんです!生理学の本を見ると、確かに自律神経は体中に張り巡らされています。なので、「自律神経の働きが乱れると・・・」めまいとか、不眠とか、胃の痛みとか、頭痛とか・・・いろいろな症状が起こる。とされています。
しかし!!
自律神経は実は、電気信号を伝える「ただの線」です。何も特殊な構造はしていません。「朝日が眩しいな。よし、瞳孔を小さくして眩しさを防ごう」と、光刺激に対して自律神経を介して瞳孔の大きさを変える。「ご飯を食べて、胃の中に食物が入ってきたぞ。よし、胃と腸の働きを上げよう」と、胃の壁が刺激されたことを受け、自律神経を介して胃腸が働きだす。光の刺激も胃の壁の刺激も、電気信号として自律神経を介して伝えられる。自律神経はこんな電線のような働きをしています。
電線なので、つながっていない部分には情報を送ることができません。
これ非常に重要なお話です。
つながっていない部分に情報を送ることができないので、自律神経の不調=全身にわたる色々な症状 にはならないんです。
胃の部分と、大腸の部分と、目の部分、自律神経の働きは全くの別物なんです。
「朝日が眩しい」そんな時に、自律神経が働いて胃腸の働きが活発になる。そんなことはないんです。
自律神経の症状でお困りの方は多いと思います。当院の患者さんでも、「胃が痛くて、不眠があって、頭痛もあって」と言う方がいらっしゃいます。これは「あぁ、自律神経が乱れてますね」ということじゃなくて、胃や、耳、鼻、要所要所で、自律神経(特に交感神経)を過剰に働かせてしまう原因があるんです。
自律神経は特殊な神経ではない。複雑でもない。そんな風に私は思っています。
「動悸、めまい、過呼吸」そんな自律神経症状でお困りの方へ
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