東洋医学と西洋医学
おはようございます!姫路 白浜 はりきゅう かずひら鍼灸院の吉田和平です。クリスマスあたりに寒波が来ると聞いていたんですが、そんなに寒くないなぁと感じています。やっぱり、暖冬なんでしょうか??
当院、年内は12月29日(土)が最終診療日です。体調良い状態で新年を迎えていただけますよう、最後まで一生懸命治療させていただきます。
「自律神経の反射」
最近、頼まれごとがありまして、鍼灸の本とか、東洋医学の本、解剖学、生理学の本などで調べ物をしています。もう一度、国家試験を受験するのか!?というくらい本を見ています。
東洋医学の本と、生理学の本を見比べるというのは、なかなか面白い作業でして、例えば、胃の不調の時に、東洋医学では、必ずと言っていいくらい、足三里という足のツボを使って治療します。これは、生理学的にみても間違いではなく、足や手に鍼をすると、その刺激は、脳で処理され、その後、全身性の自律神経反射となって、体のあちこちに反射が現れます。足三里に鍼をすると、胃が弛緩するのですが、これも、その反射の1つなんですね。
その一方で、私が行っている治療では、生理学を重視するので、胃の不調の治療では、お腹(胃がある部分の皮膚)に鍼をします。お腹の鍼の刺激は、脳にはいかず、背中の脊髄に入り、反射的に胃に作用します。
脳を介した反射と、脳を介さず、刺激部分近くの脊髄を介した反射。どちらの反射の影響が強いのか?
それは、脳を介さない反射です。反射回路が短いからです。
なので、胃の不調があるときは、足のつぼを押すよりも、胃の部分のお腹をさするほうが効果的かと思います。
ただ!東洋医学では、胃の不調時に、足三里と同じくらい重要視しているツボがあります。中脘というお腹にあるツボです。ちょうど胃の部分にあります。
昔の人は、胃の不調ではお腹のツボも重要だということを経験的に知っていたのでしょうね。すごいことですね。
ちょっと難しいはなしになってしまいましたが、何を目的に、どこに鍼をするのか?はとても大事なことなので、これからも勉強し続けようと思います。
胃の不調・膀胱炎・不眠など、内臓系・自律神経系の症状に「はりきゅう治療」
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