筋肉が硬くなる原因
おはようございますかずひら鍼灸院の吉田和平です。
今年の夏は、あまりに暑いので、自宅でのプールの出番が多くなっています。
夕方に日陰でプールに入ると、肌寒いくらいで、なかなかいい感じですね!
「筋性防御」
「内臓の不調が筋肉を硬くしてしまうんですよ~」と言うと、わかるようなわからないような、なんとなくイメージはできる気がするけど、でも自分は内臓の不調なんて感じていないし、ただ腰が痛いだけなんだけど・・・という感じで「??」が浮かんでいる患者さんがよくいらっしゃいます。
話は変わりますが、少し前に、妻である恭子先生が、膀胱炎をこじらせて腎炎を発症したんです。熱が39度を超え、いつも少々の風邪では薬も飲まないんですが、さすがに動けなかったのか、3日間ほどぐったりと横になっていました。
その時に「腰が痛い」って言っていたんで、鍼治療をしたんですが、右側の腰の筋肉がものすごく固まってしまっていました。
それは、腎臓の炎症で、反射的に腰の筋肉が緊張してしまったもので、「筋性防御」と言われるものです。
盲腸の炎症や、膵炎、腎炎など、内臓に相当強い炎症が起こると、その近くの筋肉がカチカチに硬くなってしまう「筋性防御」が起こります。
では、内臓の炎症がそれほど強くない場合はどうなるのか?筋肉が硬くなる度合いも軽くなるんです。「あぁ~、ここ、ちょっと硬くなってるなぁ」という感じです。しかし、その状態でも、筋肉は伸び縮みしにくくなるため、痛みやだるさを感じる場合も多いんです。
「何もしていないのに、腰が痛い」「朝起きたら首が回らなくなっていた」こんな時は、ほぼ間違いなく、内臓の炎症(鼻・口・肺・腸・膀胱など)が関わっています。
「内臓不調なんて、自覚症状がない」と思われるかもしれませんが、ガンだって、かなり進行しなければ自覚症状は現れないことが多い。それくらい内臓感覚というのは鈍いものなんです。
ガンという言葉で説明してしまいましたが、内臓不調・内臓炎症=大病 ではありませんのでご安心を。例えば、下痢をすると、大腸内には炎症が起こっています。花粉症や鼻炎の時は、鼻粘膜は炎症だらけです。食べ過ぎると胃に炎症がおこります。こんな風に、内臓炎症は日常よく起こり得ることなんです。
それらが筋肉にも影響を与え、「痛み」「だるさ」「動きにくさ」の原因の1つになっているということです。
この時期、冷たい物を飲みすぎて、おなかを壊したら、それは腰痛の原因になり得ますので、ご注意くださいね。
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