内臓の不調が筋肉を硬くする?
おはようございます最近、1歳9か月の娘に近寄ってもらえない「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。私が食べ物を持っていないと近づいてきません・・・(涙)
「筋肉が硬くなるのは内臓に一因がある」
本日はこんなお話です。
来院された患者さんにはよくお話ししていることなんですが、筋肉が硬くなる原因の1つに「内臓の炎症」が考えられます。
「え?内臓の不調なんてないけど??」と思われる方も多いと思いますが、内臓の炎症は自覚しにくいものですので、小さな炎症であれば、何の症状もないことがほとんどです。健康診断の胃の検査で、胃潰瘍痕が見つかることがありますが、自覚がないまま胃潰瘍になり、治ってしまうことはよくあることです。
内臓に炎症が起こると、そこからどんなことが起こるのでしょうか?
ややピンボケですいません。
内臓に炎症が起こると、内臓求心性神経を介して、その情報が脊髄に伝わります。脊髄内で運動神経に乗り換えて、特定部分の筋肉が硬くなります。
これを、「内臓体性反射」とか「内臓運動反射」と言います。
腰が痛いとき、首肩がこっているときなど、筋肉が硬くなっている場合が多いですが、その原因の1つに、鼻や耳、のど、膀胱や胃腸など、内臓の炎症が関わっている場合が多いと考えられます。
内臓体性反射は、文字通り「反射」ですので、内臓不調の自覚症状の有無は関係なく、内臓に炎症があると必ず起こります。
因みに、この図はずいぶん省略されたものです。内臓からの情報は、脊髄に伝わり、運動神経を介して筋肉を硬くしますが、もう一つ反射回路があります。脊髄で、交感神経(自律神経)に乗り換え、皮膚に影響を与えます。
私が患者さんを触診するにあたり、皮膚を細かくみていくのですが、それは、皮膚を介してこの自律神経反射をみています。皮膚を触診することで、内臓の状態をみています。(もちろん、筋肉の状態もみますが)
少し話が逸れましたが、腰痛や肩こり、ヒザの痛みなどの予防を考えたとき、適度な運動やストレッチも大切ですが、花粉症や鼻炎対策、暴飲暴食を避けるなどの胃腸対策も大切な事なんですよ。
内臓の状態が筋肉に影響する。ウソのような本当の話です。
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