起立性調節障害

昨日は、起立性調節障害の患者さんが来院されました。

起立性調節障害は、朝起きられない。倦怠感。めまい感。ふらつき。頭痛。集中力が続かない。イライラ。吐き気。などなどの症状が起こるもので、好発年齢は10 ～16歳、有病率は、小学生の約5％、中学生の約10％とされ、男：女＝1：1.5 ～2とされています。

原因は、血圧の低下であると考えられていて、昇圧剤が処方されることが多いです。

私は、脳血流量は脳底動脈輪という動脈の輪があり、それにより一定量になるよう確保されているので、脳貧血や脳内血圧低下による症状ではないと考えています。

耳の中にある内耳の炎症が関わっていると考えています。

まぁ、それはさておき、この起立性調節障害のような「見た目ではわからない症状」は、周囲からの理解も得られにくく、下手すれば「なまけ病」などとも捉えられてしまう可能性もあり、症状とは別の悩みを抱えることもあると思います。

症状に対する治療も大切ですが、症状によるストレスも吐き出していただけるような治療環境も作ることが大切だなぁと感じます。

起立性調節障害は、急激に良くなる症状ではありませんが、徐々に改善できる症状です。

お悩みの方、ご相談ください。