遠隔治療のお話
2017/03/31
おはようございます今週日曜日に、息子と「ドラえもん」の映画を観に行く約束をした吉田和平です。私も幼い頃、観に行ったなぁと懐かしい気分です。楽しみ!
さてさて、鍼灸では「遠隔治療」という考え方があります。
例えば、腰痛の治療で、足の先に鍼をして治す。患部以外の部分(手の先や足の先)のツボを用いて、症状緩和を図る。
これが遠隔治療です。
遠隔治療=すごい技術 という認識をお持ちの鍼灸師もいると思います。
が・・・
私は、遠隔治療は使いません。
なぜなら・・・
鍼やお灸をした時に起こる、反射のスピードや、患部に与える影響力を考えると、遠隔治療が優れているとは思えないからです。
鍼やお灸をすると、体内では色々な反射が起こり、それにより、患部が修復されたり、痛みが治まったりします。
反射には、神経が関わります。
神経が伝言ゲームのような感じで、電気信号を伝えるから、反射が起こるわけなんです。
伝言ゲームは、伝える人数が少ないほど早い。当然のことです。
これと同じで、同じ神経の種類なら、当然、長さが短い方が、伝達スピードは速いわけです。
なので、例えば、腰が痛い時、腰に鍼をするのと、足先に鍼をするのでは、改善に必要な反射スピードが違うわけです。
患部に与える影響も、腰に鍼をしたほうが大きいと考えられます。
(ただ、患部と連動して動いている部分や神経でつながっている部分もありますので、その場合は、患部以外の部分を治療する必要はあります)
ちょっと専門的な話になってしまいましたが、よく本などに書いてある、「頭痛の時は、手先のこの部分を指で押さえると良くなる」のような説明は、神秘的で面白いですが、解明されていない部分も多いと思います。
と、昨夜、ツボの本を何気なく読んでみて、そんなことを思いました。
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