肩こりの方が首や背中まで重だるくなるのはなぜか？

さて、今日は肩こりのお話です。

肩こりで治療に来られる方の中には、「ここが痛い」と肩の一部分を指で指し示す方もいらっしゃいますが、これはけっこう稀なケース。こういう場合は、一部分の筋肉が硬くなって、しかも炎症を起こしている場合が多いんです。

多くの場合は、肩を中心として、首・背中まで重だるい。こんな訴えです。

首から肩、そして背中には、僧帽筋（そうぼうきん）という１つの大きな筋肉がついています。

この僧帽筋のコリは、首や肩、背中の重だるさの原因となります。

僧帽筋は、一番表面にある筋肉ですので、治療しやすい筋肉とも言えます。もちろん、僧帽筋の奥にはさらに筋肉がありますので、僧帽筋の治療をすればすべての肩こりが改善すると言うわけではありません。

が、僧帽筋のコリが解消されると、症状はぐんと軽くなる場合が多いです。

肩こりでお悩みの方、お早目の鍼灸治療をおすすめいたします。

「肩こりに対して、自分でできることは何かないですか？」とよく聞かれます。

当然、早めの治療が最適という大前提の基、症状をごまかす方法としては、カイロで温めるのが良いかと思います。

ある程度広範囲に刺激を与えられる→それにより、脳内で神経伝達物質（気持ちよくなる物質）が多くでる→症状がラクになる。というわけです。

ただ、これで肩こりが解消されるとは考えにくいですので、やはりお早目の治療をおすすめいたします！

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