コリがほぐれるのはなぜ？

さてさて、今日は、鍼をすると、なぜコリがほぐれるのか？というお話です。

すいません、過去にも何度かご紹介したことがあるかもしれませんが、重要なことですので、再度ご紹介させていただきます。

鍼をすると、こりがほぐれるそのワケは・・・

ずばり・・・「自源抑制」という反射による効果です。

筋肉には、正常な長さを保つ装置が備わっています。

なので、通常、筋肉が緊張して「こる」というようなことは起きません。

しかし、何かしらの原因で、反射的に特定部分の運動神経が働くと、それに関連した筋肉が緊張してしまう。当然。筋肉にある膜（筋膜）も緊張してしまう。

これがコリの原因です。

そのコリに対して、鍼をする。筋膜・もしくは筋肉に鍼を打ち、それをゆっくりと動かすと、それに伴い、筋肉は引き伸ばされることになるんです。

引き伸ばされた筋肉は、「元に戻らなければ」という反射が働き、正常な長さに戻ろうとする。

これこそが、コリがほぐれる瞬間なんです。

鍼灸治療は、神秘的な治療ではありません。

解剖学・生理学に基づいた治療法だと私は考えています。

肩こりは、手術で治すことも、薬で治すこともできない症状です。ぜひ、鍼灸治療をお試しください。