不眠が悪化したわけ

さてさて、今日、不眠の患者さんが来院されました。

以前から、続けて治療を行っている患者さんでして、ひどかった不眠も、ここ最近は眠れる日が１週間ほど続いたりと、改善傾向がみられていたんです。

が・・・

この１週間ほど、あまり眠れていない状態になってしまったらしく・・・

う～ん何が原因なのか・・・

と、思いながら、この患者さんの不眠の原因だと私が考えている三半規管（耳）の治療を開始。

その途中、何気なく「不眠意外、何か気になる症状はありますか？」とたずねてみたんです。

すると、「先日、風邪をひきました。それに伴って、内耳炎？中耳炎？左耳が痛くなったんです。時々、稀にですけど、こうなるときがあります」という答えが返ってきました。

そ・れ・だ！！！

風邪をひくと、鼻やノドに炎症が起こる。そして、耳の中の炎症も併せると、それらの炎症は、主に首から上の交感神経優位を招く。交感神経が働きすぎると、当然、眠りにくくなる。

これが、今回の不眠の原因だと考えられます。

と、いうわけで、今回は、耳の他に鼻・咽喉の治療も入念に行いました。

不眠は、主に首から上の交感神経優位によりおこるものだと私は考えています。

薬で眠りやすくするのも１つの手段ですが、同時に、鍼灸で根本的な治療を行うことも大切だと思います。

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