この筋肉が硬くなると・・・

痛みのある生活はやっぱり苦痛だとあらためて思い知りました

先日、初来院された患者さんのお話です。

症状は「肩コリ」

自分ではそんなにひどいとは思っていなかったけど、ここ数日、重だるさが増してきた気がして、来院に至ったそうです。

座った姿勢で首から肩にかけて触診してみたら・・・

首の横側にある筋肉がガチガチに硬い・・・

「たぶん首回らないだろうなぁ～」と思い、試しに動かしていただくと、やっぱり回ってない。

本人は回っているつもりなんですけど、首じゃなくて、体ごと回っているような感じでした。

この、首の横側にある筋肉、「胸鎖乳突筋（きょうさにゅうとつきん）」という筋肉なんですが、これが硬くなると、首の回り具合が悪くなります。

と、そんな大変な症状を引き起こしますが、表面にある筋肉なので、比較的治療はカンタンなんです。

先ほどの患者さんも、胸鎖乳突筋の治療も行った結果、万全とまではいきませんでしたが、首の動きは良くなりました。

ただ、この胸鎖乳突筋がなぜ硬くなるのか？

これを考えなければいけません。

原因の一つとして、鼻粘膜・咽喉粘膜の炎症が考えられます。

だんだんと空気が乾燥してきているので、気づかないうちに粘膜の炎症が起こることは十分に考えられます。

その炎症が脊髄を介した反射として、首や肩の筋肉を硬くしてしまう可能性があるんですね。

ちょっと意外な原因かもしれませんが・・・

風邪予防だけでなく、肩こり予防として、手洗い・うがいは有効なのかもしれませんね。

皆さん、お気を付けください。