原因不明の症状

さてさて、昨日、睡眠障害について、情報収集をしていたら、見慣れない病名（症状名）がでてきました。

「むずむず脚症候群」

「何だこれ？？」と思い、調べてみると・・・

じっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に（患者によっては、脚のみならず腰から背中やまた腕や手など全身にまで現れる）「むずむずする」・「じっとしていられない」・「痒い」だけでなく、「ピンでなぞられているような」・「針で刺すような」・「火照るような」・「蟻やミミズなどの虫が這っているような」などの異様な感覚が現われ時には「振動」のような感覚まで感じたりする場合もある。また「激しい痛み」を感じるなどさまざま。この苦しさは「脚の中に手を突っ込んでかき回したいぐらい苦しい」と表現する患者もいて、この症状の辛さを表している。

こんな症状だそうです。

原因として「ドーパミン不足」や「鉄分代謝異常」「脊髄や末梢神経の異常」「遺伝的要素」が考えられているそうですが、今のところ原因不明だそうです。ということは、「これが絶対有効だ」という治療法もないということ。

実は、当院に通院中の患者さんで、ピッタリこの症状にあてはまる方がいらっしゃいます。

いくつかの病院で検査を受けたが、どこも異常なし。しかし、症状はひどく、足の指に虫が這っているような感覚があり、夕方から夜になれば、電気を流されているような痛みに変わる。だから、じっとしていられない。

心療内科・神経内科で処方された薬を飲んでも症状は全く変わらない。

そんな状況で来院されました。

（このブログは、その患者さんの了承を得て書いてます）

ストレスが原因？？とも思いましたが、たとえそうであっても、ストレスが痛みにつながるには何らかのメカニズムがあるはず。

なので、なぜ、足の指だけに痛みがでているのか？を考えました。そして、その考えに沿って治療を繰り返し行いました。

その結果、現在も症状はあるものの、家でのんびりとテレビをみられるほどに改善しています。

最近は、原因不明と言われる症状が多いと感じますが、そんな部分を鍼灸治療で少しでも解決できれば！とそんな風に感じています。

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