感覚が鈍い？

研究会後、懇親会ということで、居酒屋さんに行って、ビールを２杯飲んだんですが、それだけで酔っ払い、危うく、帰りの電車で降りる駅を寝過ごすところでした

さてさて、今日は、「手の指先が痺れる」という患者さんが来られました。

感覚も鈍いとのこと

感覚が鈍い（感覚鈍麻な～んて言いますね）、実は生理学的にはありえない現象なんだそうです。

感覚が伝わる現象にはもちろん「神経」が関係しているんですが、この神経の性質に「全か無の法則」というものがあります。

神経は情報を伝えるか伝えないか、この２つに１つしかないということです。

なので、神経鈍麻といわれるような、中途半端に情報を伝えるということはないんですね。

でも、今日の患者さん、指先を筆で触ると、親指はしっかり感じるけど、人差し指は、何となく感じにくいとおっしゃる。

これはどういうわけか？？

推測ですけど、皮膚のテンション（突っ張り度）の違いです。

腕（手）の一部の筋肉が緊張することで、指先の皮膚が引っ張られ、そのため、皮膚が外部刺激を正常に感知できなくなっていると考えられます。

そこで、腕（手）に鍼灸治療を施したところ、痺れはとれ、感覚も正常に感じるようになりました。

良かった良かった・・・

っていう話なんですけど、でも、また腕の筋肉が緊張したら、今回と同じ症状がでる可能性は十分あるので、今回ナゼ腕の筋肉が緊張してしまったのか？その原因がどこにあるのか？はもちろん考えなければいけない問題だと思います。それが予防につながると思うので。

症状を抑えることだけでなく、予防まで考えられたら最高ですね！