おきゅうの話

さてさて、今日は「お灸（おきゅう）」のお話です。

私の右手親指と人差し指は、お灸のヤニで、黒～くなっています。
よく「どうしたん？それ？」と聞かれるのですが、はい、お灸のヤニです。

私が行うお灸はそんなに熱くありませんし、跡形も残りません。（２歳のお子さんでもうけられます）だから、患者さんの中には「昔のお灸はもっと熱かったのにねぇ」とおっしゃる方もいますが、実は、昔のやり方とそれほど変わりはないんですよ

よもぎの葉っぱからとれる「もぐさ」をひねって、それを皮膚の上にのせて、線香の火で燃やすんです。ただ、もぐさを小さく小さくひねるので（米粒の半分くらいの大きさ）燃えている時間は数秒です。そして、アルミのシールをひいた上で燃やすので、跡形は残らないというわけです。

で、だいたい１か所の１０～３０回、多い所で１００回くらい燃やします。だから指がヤニで黒くなるんです。

お灸は、血流をよくする、とか冷え症に良いとか言われていて、もちろん正しいんですが、私は主に内臓機能の調整につかっています。

さて、明日は自分にお灸をしながら、１日パソコンとにらめっこをする予定です。では皆さん、楽しい週末をお過ごしください