鍼灸治療＋α

今日は鍼灸治療でご来院された患者さんのお話です。
今日で２回目の治療でした。前回治療したのが１０月の初めで「ちょっと間隔が空いたからどうかなぁ？」と思って触診したら、前回よりもカラダの状態は良い鍼をしてもお灸をしても、反応点（皮膚に現れる特異的領域のことで、私が行う治療の診断基準や治療ポイントになる部分のこと）の回復具合も非常にイイ

「何か変わったことはありますか？」と尋ねると、「前回治療受けてから、夜シャワーだけだったのを浸かるようにしました。それと、寝る前にストレッチをするようになったことと、後、たばこやめました」という答えが返ってきました。

す・すごい短期間によくそれだけ生活習慣を変えられたものだなぁとビックリしました。その甲斐あってか、カラダは確実に良い方に変わっていました

さらに治療後「家で何かした方がいいことってありますか？」と尋ねられたので、大胸筋（胸）のストレッチをお伝えしました。

胸の筋肉が硬くなると、自然とネコ背になってしまいます。ネコ背になると、これまた自然に目線が下がります。すると、真正面を見る時、ちょっと上を向いたような感覚になります。上を向くということは、首肩の筋肉は収縮しています。首肩の筋肉が長時間収縮していれば、筋肉は疲れて、それがコリとなります。ひどければ背中の筋肉にまで悪影響を及ぼします。

だから、肩こりや背中のコリの場合、胸の筋肉のストレッチは効果的です。

そして、なぜ胸の筋肉が硬くなってしまうかと言いますと、日頃、私たちは前かがみの作業が多いという物理的な問題もありますが、肺、気管・気管支といった呼吸器系に起こる小さな炎症も原因の１つなんです。

今日の患者さんの場合、たばこをやめて大正解なんですね

健康意識を持っていただけてホント嬉しかったです